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若者が新聞を読まない理由は「料金がかかるから」――M1・F1総研調べ国内internet.com発の記事
20歳から34歳までの若者層のマーケティング調査機関である M1・F1総研は、2010年2月25日、若者と新聞の関係性に着目したトピック Vol.26「若者と新聞」を発行した。
それによると、普段からよく新聞を読んでいる男性の割合を年代別に比較すると、若い層では新聞を読む層は減少傾向にあるといえる(20〜24歳:34.9%、25〜29歳:38.7%、30〜34歳:36.4%、35〜39歳:43.4%、40〜44歳:49.3%、45〜49歳:54.4%)。 ただし、若い層の「活字を読むのは好きな方である」とする割合は、上の年代と比べて決して低くなく、「雑誌」や「フリーペーパー」、「インターネットニュースサイト」といった活字媒体を読む頻度はむしろ上の年代よりも高い。若者が上の世代ほど新聞を読まない要因として、“活字離れ”が影響しているわけではないと考えられる。 普段新聞を読まない M1層(20〜34歳男性)が「新聞を読まない理由」としては、「料金がかかるから(62.6%)」が1位で最大の理由となっている。また、「他のメディアから得られる情報で足りているから(24.5%)」も上位に挙がっており、他で間に合う情報に対してわざわざお金を払うことに抵抗を感じている様子がうかがえる。 また、「読むのに時間がかかるから」「余計な情報が多いから」なども多く、新聞を読まない層からは、情報収集に手間がかかるメディアと捉えられている様子が明らかになった。
一方で、新聞を読む M1層の「新聞を読む理由」としては、「効率的に情報収集できるから」「幅広い情報が得られるから」「情報量が丁度良いから」などが挙がり、新聞を読まない層とは真逆の認識となることが明らかになった。 また、M1層は上の世代よりも情報収集に効率を優先する(M1:86.2%、M2:75.5%)というデータもあることからも、M1層が新聞を読むか否かの分岐点は、新聞の効率性を認めているかにあると言える。
したがって、料金を気にする若者にもっと新聞を読んでもらうためには、新聞で得られる情報の質や日常生活に役立つ点などを謳うよりも、“効率的”に幅広い情報を“賢く”情報収集できる点を訴求していくべきだと結論づけられる。 コメントを見る・書く
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