2010年2月26日 16時20分更新
半世紀前、小学校にジェット機が墜落した事故と、6年前、大学にヘリコプターが墜落した事故について、事故の惨状を伝える写真や、大学生が調査した際に収集した資料などを展示する催しが、宜野湾市の(ぎのわんし)沖縄国際大学で始まりました。
この展示会は、宜野湾市にある沖縄国際大学の現役の大学生5人が開いたものです。
5人は、半世紀前の昭和34年、うるま市の宮森小学校にアメリカ軍の(みやもり)ジェット機が墜落し、児童を含む17人が犠牲になった事故や、6年前、会場の沖縄国際大学に、普天間基地のヘリコプターが墜落した事故について、去年4月から聞き取り調査などを行ってきました。
会場には2つの事故の写真が対比できるように並べられています。
また、宮森小学校の被害者から聞き取りをしたときのメモなども展示されています。
主催した学生のひとりは、「展示を見て、基地問題を考えるきっかけにしてもらいたい」と話していました。
この展示会は27日まで、沖縄国際大学で開かれています。