吉川署は今年から、離れて暮らす家族と日ごろから連絡を取り合うことで振り込め詐欺の被害を防ごうという「絆(きずな)コール」の普及に取り組んでいる。
被害に遭う高齢者は息子や孫とあまり連絡を取っておらず、ある日突然「力になってもらいたい」と頼まれ冷静さを失ってしまうのがほとんど。このため同署は、署員が各家庭を巡回したり街頭でチラシを配布し、定期的に互いに連絡を取り合う「絆コール」をするよう呼び掛けている。
署員は今月5日も三郷市内のスーパーで、「オレオレに 付け入る隙(すき)なし 家族の絆」と書かれたチラシを買い物客に配布し、「月に1~2回は電話をし、互いの様子を確認して」と声をかけていた。
同署管内では09年、12件約1900万円の被害が発生。県内では510件約7億8000万円の被害が確認されている。松本寿正署長は「家族の強い絆で犯罪を防いでほしい」と話している。【町田結子】
毎日新聞 2010年2月17日 東京朝刊