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町村会贈収賄、起訴の添田町長「進退を熟慮」

 福岡県町村会による贈収賄事件で、贈賄罪で起訴され、24日に保釈された全国町村会長で県町村会長の添田町長・山本文男被告(84)が、3月4日に予定されている添田町議会の全員協議会に出席し、事件について釈明することがわかった。それまで町役場に登庁する予定はないという。同町の寺西明男副町長が取材に対し、明らかにした。

 寺西副町長によると、山本被告は25日昼過ぎから2時間ほど、寺西副町長ら町幹部3人と町内で面会。全員協議会に出席することを了承し、3月議会の日程や議案などについて話し合った。山本被告は進退について「熟慮している」と述べ、「いろいろと迷惑をかけた」と疲れた表情で陳謝したという。

 寺西副町長は「町議会からは早期の釈明を求める声が上がっており、全員協議会の日程を早めることができるかどうか調整したい」と話している。

 一方、町村会の裏金による県幹部への接待疑惑を調べている県の職員倫理調査委員会(永次広会長)は25日、第6回会合を開き、新たに再発防止策の検討に入ることを決めた。3月中に結論をまとめる方針。

 会合は非公開で行われ、終了後に記者会見した永次会長らによると、再発防止策の検討は麻生渡知事からの要請を受けて決定。当初、調査対象としていた13人以外に、新たに疑惑が浮上した県職員1人から18日に事情聴取した。今後も必要と判断した人物から聞き取りをするという。

2010年2月26日  読売新聞)
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