北澤防衛大臣は、アメリカ軍普天間基地の移設問題にからみ、国民新党の下地国対委員長と「大体、方向性は一緒だ」と述べ、「キャンプ・シュワブ」陸上部への移設案を支持する考えを改めて示しました
「大体、方向性は一緒でありまして、この普天間の代替問題については、彼が『下地』(しもじ)じゃなくて、『下地』(したじ)を大体作っていただいて、その方向へ今進んでおります」(北澤俊美防衛相)
普天間基地の移設問題をめぐり、国民新党の下地国対委員長は、沖縄県内の米軍施設「キャンプ・シュワブ」の陸上部への移設と嘉手納基地への統合を軸として、15年後のアメリカ海兵隊撤退を目指す党の案を、政府の沖縄基地問題検討委員会に提出する方針です。
北澤防衛大臣は25日夜、下地氏のパーティーで、「私が出演をするだけでも意味があると理解して欲しい」とした上で、基地問題で下地氏と頻繁にやりとりを重ねてきたことを明らかにしました。その上で基地の移設先については、「大体、方向性は一緒だ」と述べ、下地氏の案を支持する考えを改めて示しました。
一方、北澤大臣の発言について、社民党の福島党首は次のように述べて批判しました。
「沖縄県議会の決議を大事にしてほしい。沖縄県民の気持ちを大事にしてほしいというのは、繰り返し申し上げてきた通りです」(社民党 福島党首)
(25日23:59)