瀧本美織「ヒロインになっちゃいました」…ＮＨＫ朝ドラ

連続テレビ小説「てっぱん」のヒロインに抜てきされた瀧本美織

　２０１０年度後期のＮＨＫ朝の連続テレビ小説「てっぱん」（９月２７日スタート）のヒロインに、女優の瀧本美織（１８）が決まり、２４日、東京、大阪の同局で会見した。テレビドラマ初出演となる瀧本は「ヒロインになっちゃいました」と笑顔で報告。「カン」と特技の“鼻鳴らし”をいきなり披露し、報道陣のド肝を抜いた。

　１４２４人の中からオーディションで選ばれた瀧本は鳥取在住の高校３年生。小学生から芸能活動を始め、ボーカルダンスユニットのメンバーだったこともある。東京・原宿でスカウトされたのを機に現在の事務所に所属。今年公開の映画「彼岸島」で女優デビューしたばかりだ。

　ヒロイン決定を知らされたのは前日（２３日）の夕方。ニセ番組の打ち合わせ中に突然、知らされ、号泣したという。瀧本は「お好み焼きを上手に焼けるように頑張りたい。いつか（同じ事務所の）竹内結子さんみたいになれたらなあ、と思う」。４月から東京の大学に進学予定だったが、休学してドラマに専念する。

　尾道育ちのヒロイン・村上あかりが１８歳になって自分が養子だったことを知り、大阪に行き、実の祖母のもとでお好み焼き店を切り盛りしていく物語。制作統括の海辺潔プロデューサー（４５）は「（女優の経験は少ないが）真っすぐな素直さで乗り切ってくれると思います」。クランクインは５月中旬を予定している。

　◆瀧本　美織（たきもと・みおり）１９９１年１０月１６日、鳥取県生まれ。１８歳。小学生の頃から芸能界に興味を持ち、鳥取からダンススクールなどに通うために度々上京、芸能活動をスタートさせる。０８年から「スターダスト・プロモーション」に所属、今年１月公開の映画「彼岸島」で女優デビューした。特技はダンス、短距離走。身長１６２センチ。血液型Ｏ。