振り込め被害は過去最少 09年警視庁統計警視庁は26日、2009年に認知した振り込め詐欺件数が前年比64%減の1344件、被害額が同62%減の約22億6千万円となり、統計を取り始めた04年以降で最少となった、と発表した。 同庁は、ATM(現金自動預払機)での引き出し役など実行犯の摘発増加や、金融機関との連携で振り込みに来た人を水際で踏みとどまらせたことが要因とみている。 警視庁は全国の認知件数7340件の2割近くを占める。09年下半期は、中でも身内などを装う「おれおれ詐欺」が認知件数で77%増と再び増加傾向を見せ、被害者920人の内訳は、60代(347人)、70代(358人)、80代(127人)で全体の9割を占めた。 今後は、通報者の情報を基に、だまされたふりをして犯行グループを誘い出すなどの手法で摘発を強化する。 【共同通信】
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