ファッションモデルの佐々木希さんが出演するデジタルカメラのテレビCMが、インターネット上でやや不評だ。彼女の滑舌があまりにも悪いため、「何をしゃべっているのか分からない!」という意見が相次いでいるのだ。

佐々木さんが新イメージキャラクターを務める、富士フィルム株式会社のデジタルカメラ・Fine Pixシリーズの新製品「Fine Pix Z700EXR」が20日に発売開始された。それに伴って同日より、佐々木さん出演のテレビCMが全国で放映されている。「Fine Pix Z700EXR」の魅力を伝える彼女のイキイキとした表情に目を奪われた人もいるのではないだろか。また、テレビでこのCMを見る限りでは、彼女の滑舌の悪さはさほど気にならない。

しかし、インターネット上で注目されているのは多くの場合にテレビで流れている15秒CMではなく、富士フィルムのホームページで見ることができる30秒のものだ。15秒のものは佐々木さんのセリフが少ないため違和感なく見ることができる。だが、30秒のものは佐々木さんが何と言ったのか聞き取れず、カメラの性能よりもセリフの内容が気になるという状態だ。

このCMは、カフェで友達とおしゃべりをしながら「Fine Pix Z700EXR」の機能を紹介するというもの。おそらく、台詞の内容は以下の通り。

佐々木さん 「見て! モルジブでこんなに撮っちゃった! じゃーん」
友達 「今まですぐ見つからなかったのに」
佐々木さん 「でしょう! うちのマロンも見たい?」
友達 「かわいい~! 撮ってあげる」
佐々木さん 「じゃ~ん」
佐々木さん 「ファインピックスにしかできないから」

「モルジブ」、「マロン」、「Fine Pix」などの固有名詞が「何を言っているのかわからない」と言われているのである。確かに、何も知らないでCMを観たならば「今なんて言った!?」と思ってしまうような発音である。

しかし、不思議なことに佐々木さんの「じゃ~ん!」という言葉は心に残る。愛犬との共演や新体操の経験を生かしたY字バランスなど見どころの多いCMだけに、TVでは15秒バージョンを主に流したほうが良いかもしれない。

■参考リンク
芸能アッシュ