Windows XP のシステムの復元機能を有効/無効にする方法
システムの復元機能の概要:
システムの復元機能は Windows XP の新機能で、システムや一部のアプリケーションに加えられた変更を監視することによって、復元ポイントと呼ばれるシステムのバックアップを作成します。この機能は、以前の状態にシステムを復元するという点では Windows NT/2000 の「前回正常起動時の構成」と類似していますが、「前回正常起動時の構成」が最後にシステムが起動していた状態にしか復元できないのに対して、過去に作成した復元ポイントの中から選択してシステムを復元できるという点で大きく優れています。また、復元ポイントは自動的に作成されるだけではなく、必要に応じて手動で作成することもできます。
ウイルスがシステムに感染した場合は、ウイルスを駆除する前にシステムの復元機能を無効にする必要があります。システムの復元機能が有効になっていると、ウイルスに感染したファイルがシステムの復元によってバックアップされてしまう可能性があるためです。システムの復元でバックアップされたファイルは他のアプリケーションから修正することができないため、ウイルススキャンでバックアップフォルダ内に発見されたウイルスを修復できなかったり、ウイルス感染ファイルがシステムの復元によって復元されてしまう可能性があります。
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注意: |
- 以下の操作を行うには管理者としてコンピュータにログオンしている必要があります。管理者の権限を持っていないユーザーでシステムにログオンしている場合は、システムの復元の設定画面は表示されません。
- システムの復元機能を無効にすると、以前に作成したすべての復元ポイントが削除されます。
- スタートメニューをクラシックスタイルに変更している場合は、[スタート] メニューにマイコンピュータが表示されません。この場合は [コントロールパネル] を起動し、[システム] アイコンをダブルクリックすることで [システムのプロパティ] ウィンドウが表示されます。
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Windows XP システムの復元機能を無効にする手順 |
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- 2
- 表示されたメニューの中から マイ コンピュータ を右クリックし、プロパティ を選択する。
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- 4
- システムの復元を無効にする、または すべてのドライブでシステムの復元を無効にする にチェックを入れる。
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- 6
- OK ボタンをクリックしてウィンドウを閉じる。
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Windows XP システムの復元機能を有効にする手順 |
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- 2
- 表示されたメニューの中から マイコンピュータ を右クリックし、プロパティ を選択する。
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- 4
- システムの復元を無効にする、または すべてのドライブでシステムの復元を無効にする からチェックを外す。
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- 6
- OK ボタンをクリックしてウィンドウを閉じる。
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参考情報
システムの復元機能で以前の状態にシステムを復元する方法に関しては、マイクロソフト社ナレッジベースの以下の文書をご参照ください。
[HOW TO] Windows XP を以前の状態に復元する -- 文書番号: 306084
文書番号(ID): 20020407222052953
最終更新日: 2007/06/21
作成日: 2002/04/07
OS: Windows XP
製品: Windows XP