銚子市は23日夜、医療法人・銚子市立病院再生機構の設立総会を開き、理事長には医師の笠井源吾・市参与が就任した。
記者会見した笠井理事長らは、5月1日から「1人プラスα」の内科医で病院を再開する方針を表明。「公設民営」方式で5年後には10診療科、医師30人、200床の病院を再生し、黒字経営を目指す考えを示した。
再生機構は必要な手続きを経た後、指定管理者として病院の運営に当たる。理事に白濱龍興・元自衛隊中央病院長ら5人▽監事に滑川利助・元千葉銀行支店長▽評議員に赤木靖春・千葉科学大副学長や間山春樹・市医師会長ら9人が就任した。野平匡邦市長は「市民の生命を守ることの責務を感じている」と語った。【新沼章】
毎日新聞 2010年2月25日 地方版