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「地位低い者を送ろうとしている」 米議員、トヨタ社長に失望
このニュースのトピックス:自動車産業
【ワシントン=渡辺浩生】トヨタ自動車の大量リコール(回収、無償修理)問題で、豊田章男社長が米公聴会に出席しない意向を示したことについて、下院監督・政府改革委員会のアイサ筆頭理事(共和)は17日、FOXテレビに対して、「豊田社長は自身が(議会に)来ることが重要とは思わない、とたやすく言っている。議会に会社は変わると誓約することができない、地位が低い者を送ろうとしている」と述べ、失望感を表明した。
同委は今月24日にトヨタ・リコール問題で公聴会を開催する予定で、アイサ筆頭理事は豊田社長の訪米と公聴会出席を求めていた。
アイサ氏は、「安全問題に変化がない限り、米国人はトヨタ車を新たに購入することが快適とは思わないことを、豊田社長は分かっていない」と述べ、安全対策を説明して米国民を安心させる絶好の機会を逃していると批判。豊田氏には召喚状は送っていないものの「正式な招待状は送った」としている。
一方、下院エネルギー・商業委員会は17日、トヨタ・リコール問題をめぐり25日に予定していた公聴会の日程を23日午前11時に変更すると発表した。公聴会は上院でも3月2日に開催される予定だ。
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