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吉備国際大学 国際環境経営学部 環境経営学科 (小田淳子のホームページ)   






  ******** 森林体験学習の実践 ********


森林・林業基本法第17条(都市と山村の交流等)によると,森林環境教育とは「国は、国民の森林及び林業に対する理解と関心を深めるとともに、健康的でゆとりある生活に資するため、都市と山村との間の交流の促進、公衆の保健又は教育のための森林の利用の促進その他必要な施策を講ずるものとする」と位置づけられています
教育目標に「環境管理活動の推進できる人材育成」を掲げている本学科では,学生が自ら問題を見つけ,それをどのように解決すべきかを学習する実践プログラムの試みとして,2005年度から毎年,外部機関が企画する森林保全等の活動に参加しています。
特に2008年度からは,環境経営学科の1年生履修科目である『環境とライフスタイル』において教育プログラムとして取り組んでいます。ここでは,森林環境教育の実習内容を紹介します。

 
 
【協力団体】 NPO法人 ふれあいの里・高梁
         
(小見山 節夫 理事長)

2006年度  
 
講義【基礎演習T・U,演習T・U】の一環として,
 森林の保育(下刈り,間伐,植林,植菌作業)に,
学生75名,教員4名が参加
  
 
◆ 5月27日(土) 10:00〜14:00
   「高梁美しい森」・
植林地の下刈り作業 


 ◆ 7月1日(土) 10:00〜14:00
   「おかやま共生の森・川上」・
植林地の下刈り作業


 ◆ 11月4日(土) 10:00〜14:30
   「おかやま共生の森・川上」・
植林地の間伐(ノコギリ作業)


 ◆ 12月9日(土) 10:00〜14:30
   「高梁美しい森」・
苗木の植林・植菌作業



   ◆ 植林地の下刈り作業の報告(PDFファイル

  ◆ 植林地の間伐作業の報告 

  ◆ 植樹・キノコの植菌作業の報告 



下草刈り (5/27)

ノコギリ間伐 (5/27)

植樹 (12/9)

食菌 (12/9)
2007年度  
 研究室のゼミ活動として,
 森林の保育(下刈り作業)に,学生8名,教員2名が参加。

 
 6月30日(土) 10:00〜14:00 
   「おかやま共生の森・川上」
   植林地の下刈り,自然観察(穴門山神社周辺の化石探し)


開会式にkibiケーブルテレビも参加

これから始まる急斜面の作業説明

参加一同、記念撮影?

崩した土塊に化石が見える?
   
   下刈り作業と化石探しの紹介
  


2008年度  
  講義【環境とライフスタイル,演習V】の一環として森林の保育作業に,
  学生28名(1・2年生20名+3年生6名),教員2名が参加した。
  教育効果を高めるため、事前学習としてNPO法人の講演・ビデオ学習の2コマ、
  事後学習として体験レポート作成・レポート発表を実施した。レポートで参
  加者が全員発表することにより、体験の共有化を図ることが出来た。今年の
  プログラムでは昨年度に比較し、一定の教育効果を修めるることができた。


 ◆ 6月18日(水) 09:10〜10:40  
    @事前学習  講演「森林・林業の基礎知識 −人工林施行について−」
     講師 小見山節夫 氏(
NPO法人・ふれあいの里高梁理事長) 


 ◆ 6月25日(水) 09:10〜10:40
    A
事前学習
 
DVD学習「森林保全」について考える


 
◆ 6月28日(土) 10:00〜14:30  
   
 B森林実習  植林地の下刈りと自然観察(山野草)   
    「おかやま共生の森・川上」

   スケジュール  8:20 JR高梁駅集合
           8:40  〃  出発
           9:40 川上共生の森に到着
           10:00     開会式
           10:30〜11:40  下草刈り
           12:00〜13:00  昼食
           13:00〜14:00  山野草観察
           14:20     閉会式
           15:30 JR高梁駅到着・解散


 ◆ 7月2日(水) 09:10〜10:40
    C
事後学習
 
課題レポートの資料作り



 ◆ 7月9日(水)、16日(水) 09:10〜10:40
    D事後学習 
体験レポート発表会


 2008年6月28日(土)の下草刈りは学生26名、教員2名が参加しました。
 あいにくの雨模様でしたが、大雨にもならず、午後から近くの穴門神社境内で樹木観察会に参加しました。





川上共生の森の下草刈り作業の紹介

  

朝から既に降っていた小雨は、下刈り作業中に本降りとなった。   
全員が雨カッパを着用し大鎌を使って作業したが、足下が滑り、
急斜面に植林されたマツの周囲の下刈りは大変なものであった。



2009年度

6月13日土)に,今年の森林体験学習が行われました。
昨年に引き続き,講義の一環ですが,2つの事前講義(DVDによる森林保全の勉強,講師による森林保全作業についての勉強)を済ませての実習になります。

当日の朝は,雨もなく,それ程晴れすぎるわけでもなく,6月の季節としては大変作業のやり易い天候でした。
参加者は,「環境とライフスタイル」受講生の51名に,研究室所属の4年生2名を加えた総勢53名でした。
森林体験学習は,毎年この講義で実施しています。主たるプログラムは下刈り作業ですが,<川上共生の森>で行うこともあり,今年のように<高梁美しい森>で行うこともあります。


今年は受講生の出身がこれまでと大きく異なっていました。留学生44名と日本人学生9名の構成です。留学生は初めて日本の森林に入るわけで,まして草刈りは初体験でした。
全員が大学のバス2台に乗り込み,楽しみと期待を持ち,現地に向かいました。

 当日のプログラムは次の通りです。


   
●行き  8:40 高梁駅集合(または備北バスステーション横道路)
          8:55 高梁駅 出発
          9:15 高梁美しい森 到着
          ※ 現地まで,バス降車後,徒歩3分

 
  <日程>      1.開会式    9:30〜 9:40
              2.下草刈り   9:50〜11:00
              3.閉会     11:20

   ●帰り   11:30  高梁美しい森 出発
           11:45  高梁駅到着,解散



現地での下刈り作業にNHK岡山の取材カメラマンが同行して,留学生に作業の感想を聞くなどインタビューが入りました。6月13日の夕方には,早速18:45の岡山のニュースで紹介されました。
山陽新聞高梁支局の記者による取材も入りました。高梁地域のNPO(ふれあいの里・高梁)と協働で取り組んでいる本学科の学生の活動を,できるだけ多くの人に知ってもらう良い機会になりました。



  
  
  
  
  



                  2006年度の下刈りの概要版(PDF)