2010年02月23日(火)
自民衆院支部長の不在「参院選へ最大課題」 谷垣総裁 公募の可能性示唆
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自民党山梨県連女性部のメンバーらと意見交換する谷垣禎一総裁=甲府・県連会館 |
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自民党の谷垣禎一総裁が22日、就任後初めて来県し、次期衆院選の公認候補となる衆院支部長の不在が続く現状について「夏の参院選を戦う体制をつくる上で最大の問題だ」と強い懸念を示した。早期に人選を進める必要性を強調した上で、公募制を導入する可能性を示唆した。 党再生を期した全国行脚の一環で来県した谷垣氏は県連の会合に出席。谷垣氏は終了後の記者団の取材に対し、県関係国会議員がゼロになった同党県連の現状について、「(2005年の)郵政選挙のねじれ、後遺症があり保守陣営が分断され、なかなか一致団結できない状況がある」と指摘。支部長選任に公募を取り入れる可能性については「あり得る」と述べた。ただ、具体的なスケジュールには言及しなかった。 夏の参院選に向けては、輿石東民主党幹事長代行の3選立候補を念頭に「相手は民主党の重鎮。党本部も重点区としてバックアップする」と強調。自民党公認候補となる宮川典子氏には「今までの山梨では30代の若い女性が立候補することは想像しにくい。自民党が変わったことの何よりの証明だ」と述べた。 また、21日投開票された長崎県知事選で自民党が支援した候補が当選したことにも触れ、「政治とカネの問題など民主党の政治に対する不満が結果に表れた」と述べ、支持率回復に期待感を示した。同党が22日の衆院予算委員会を審議拒否したことには「民主党が政治とカネの問題について政治責任を解明する手だてを取れば、いつでも審議に応じる」とした。 谷垣氏はこの日、甲府・県連会館で開かれた県議団や女性部メンバーとの会合に出席。出席者から「民主党に政治資金問題などが生じているのに自民党の支持率が伸びないのはなぜか」との指摘があり、谷垣氏が「改めるべき点をぜひ教えてほしい」などと“逆質問”する一幕もあった。
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