*** 高梁地域における自動車排ガス汚染の影響について
【研究の背景と目的】
中山間地域に隣接する高梁市は森林資源と自然に恵まれ、水質や大気の汚染物質を排出する事業所や工場などの発生源が少ないが、市内を国道180号線がとおり,かなりの交通量がある。国道180号線の落合橋を中心とする区域では,朝夕の時間帯に激しい渋滞が起こっており,自動車排ガス中の二酸化窒素(NO2)による大気汚染が懸念される。この区域の大気中NO2濃度の状況を把握することは高梁地域の住民の健康影響を考える上で重要である。そこで,天谷式簡易測定法を用いて2006年7月から2007年9月までの期間,毎月1回の大気調査を行った。この調査結果を県南の市街地(総社市)および道路沿道(早島町長津)と比較することにより,高梁地域の大気中NO2の汚染レベルがどのような状況にあるのか評価した。
【成 果】
2008年6月、第17回環境化学討論会においてポスター発表
(於:神戸市、国際会議場)
|