現在位置:
  1. asahi.com
  2. ニュース
  3. 社会
  4. その他・話題
  5. 記事

99円年金 韓国の78歳女性、厚労省に抗議

2010年2月24日20時50分

印刷印刷用画面を開く

このエントリをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 このエントリをdel.icio.usに登録 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをBuzzurlに登録

写真:机の上に硬貨99円分を並べて抗議する韓国の梁錦徳さん=東京・永田町の国会内、中野写す机の上に硬貨99円分を並べて抗議する韓国の梁錦徳さん=東京・永田町の国会内、中野写す

 太平洋戦争中に朝鮮半島から日本の工場に徴用され、厚生年金の脱退手当金として昨年12月、旧社会保険庁(現在の日本年金機構)から99円の支給を受けた韓国・光州市に住む梁錦徳(ヤン・クムトク)さん(78)が24日、厚生労働省や民主党幹部を支援者らとともに訪問し、謝罪や補償などを求めた。

 厚労省で細川律夫副大臣と面会した梁さんは、机の上に99円分の硬貨を並べ、「徴用で2年間も働いて賃金も支払われず、苦痛と涙の65年を過ごして受け取ったのがこれだけ。もし、あなたの母や姉が同じ目にあったらどう思いますか」と訴えた。

 これに対し、細川副大臣は「私個人の気持ちとしては、本当に失礼な金額だと思う。ご要望は大臣にきちんと伝えたい」と述べた。

 国会内で民主党の今野東・副幹事長と面談した際も99円を並べた。今野副幹事長は「不愉快な思いをさせて申し訳ない。誠意ある対応をするよう厚労省に伝えたい。一日も早く解決すべき問題だと考えている」と、党として対応を検討する考えを示した。

 「99円」の手当金支給を巡っては、韓国の柳明桓(ユ・ミョンファン)外交通商相が「日本側の誠意ある措置を期待する」と表明したほか、光州市では連日、市民による抗議デモが続いている。(中野晃)

PR情報
検索フォーム
キーワード:


朝日新聞購読のご案内