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コンピューター/サーバー製品の購入者

アフィリエイト・メンバーには、どのような企業/団体でも無料でご参加いただけます。メンバーには、組織内で PC や量産型サーバーを購入する際にそのほとんどをエネルギー効率に優れた製品とすること、そしてすでに導入済みの PC についてはパワー・マネジメント機能を使用することを約束していただきます。

当イニシアチブの初年度は、組織内で新規購入するすべての PC が ENERGY STAR 規格に準拠した製品であること、量産型サーバーについては電源効率 85% 以上の製品であることが条件となります。

2年目以降は、新規購入するシステムの電力効率の条件がさらに引き上げられます (下の表を参照)。ワンランク上の電力効率の製品は多少割高にはなりますが、いずれの年度においてもその価格差は PC の場合で 1 台当たり 20 ドル (約 2,000 円) 未満、サーバーの場合で 1 台当たり 30 ドル (約 3,000 円) 未満と想定しており、将来的にはゼロになると考えられます。詳しい購入条件については以下をご覧ください。 

購入条件の詳細 

以下の表に、クライメート・セイバーズ コンピューティング・イニシアチブのメンバーの方が各年度に購入する新規システムのうち、一定の電力効率を満たした製品を何パーセント購入していただく必要があるかを一覧で示します。 

 PC の効率基準ごとの最低購入比率
  1年目: 2007年7月~
2008年6月
2年目: 2008年7月~
2009年6月
3年目: 2009年7月~
2010年6月
4年目: 2010年7月~
2011年6月
最新バージョンの ENERGY STAR PC 規格
100% 100% 100% 100%
電源効率 85%   >=20% >=80% 100%
電源効率 88%     >=20% >=80%
電源効率 90%       >=20%
 
例えば2年目の場合、購入するすべての PC が ENERGY STAR 4.0 の基準を満たしており、そのうち少なくとも 20% が電源効率 85% 以上であることが条件となります。
 
量産型サーバーの効率基準ごとの最低購入比率
  1年目: 2007年7月~
2008年6月
2年目: 2008年7月~
2009年6月
3年目: 2009年7月~
2010年6月
4年目: 2010年7月~
2011年6月
電源効率 85% または最新バージョンの ENERGY STAR サーバー規格 (発表されている場合) >=20% >=80% >=80% 100%
電源効率 89%   >=20% >=40% 100%
電源効率 92%       >=20%
 
 
上記の購入条件には、標準以外のワークステーションや特定機能のプラットフォームは含まれません。この購入条件は、メンバー企業が当イニシアチブの基準に適合した PC やサーバーを購入するに当たり、(1) 不当な価格負担を強いられないこと、(2) 業務に支障をきたさないこと、(3) 任意のサプライヤーから製品を購入できること、の 3 点に配慮して設定されています。

メンバーとしての参加をご希望で、上記基準の達成が難しい場合は このメールアドレスはスパムボットから保護されています。観覧するにはJavaScriptを有効にして下さい までお問い合わせください。個別の環境に応じて基準達成までのスケジュールや購入計画についてご相談させていただきます。 

もちろん、メンバーの方には直接的なメリットもあります。

電力効率に優れたコンピューティング・システムが若干割高だとしても、電力コストの節約ですぐに元を取れます。

例えば年間2,000時間 (毎週40時間 x 50週) 使用するデスクトップ・システムなら、消費電力を 20~30 ワット削減するだけで年間 60 kWh が削減されます。電気料金を 1 kWh 当たり 0.12 ドル (約 12 円) として計算すると、これだけで 7.20 ドル (約 720 円) の電気代を節約できます。空調コストの削減も考慮に入れると、1年で総額約 10 ドル (1,000 円) の節約になります。エネルギー効率に優れた PC の割り増し価格が 20 ドル (約 2,000 円) 未満、サーバーの場合で 30 ドル (約 3,000 円) 未満とすると、電気代の節約分だけで2~3年で元が取れます。常時電源を入れているシステムであれば、ほとんどの場合最初の1年で元が取れます。一般に、サーバーの方がデスクトップ PC よりもコスト削減効果がはかるに高く、より短期間で元が取れます。

当イニシアチブに参加してコンピューターの省エネ化に貢献することを約束する
それだけではありません。

デスクトップやノートブックを含む現在のコンピューターには、多くの省電力機能が搭載されています。例えば「スリープ」や「ハイバネート」モードでは、非動作時の消費電力が大幅に削減されます。コンピューターを使用しない時にこれらの機能を利用すれば、コンピューターの全体的な消費電力を最大 60% 削減することも可能です。電気料金を 0.0885 ドル (約 8.85 円) /kWh とすると、これでシステム 1 台当たり年間最大 11~15 ドル (約 1,100~1,500 円) の削減になります。空調コストの削減も含めると、年間の削減額は全体で 18~26 ドル (約 1,800~2,600 円) に達します。

さらに、当イニシアチブが定める電力効率基準に適合した製品は電力会社による現行の事後割引プログラム「80 PLUS」や ENERGY STAR プログラムの対象にもなり、これらを利用すれば製品の価格差の一部または全部を相殺することも可能です。当イニシアチブは今後も電力会社や関係省庁と協議しながら、電力効率に優れたコンピューター製品の購入者全員に事後割引を適用すること、そして特に効率の高いシステムに対してはさらに割引率を引き上げることを目指していきます。

カーボンオフセットを実施して CO2 排出量の削減または維持に取り組んでいる企業の場合、当イニシアチブへの参加によってカーボンオフセットの購入を抑えられる利点もあります。1,000 台の PC で積極的にパワー・マネジメント機能を活用すれば、年間約 118.26 トンの CO2 を削減できます。1 カーボンクレジットのコストを 19.42 ドル (約 1,942 円) とすると、これだけで年間 2,297 ドル (約 229,700 円) のコスト削減となります。これは企業が今すぐ実行できる行動であり、これによって環境と企業経営の両方に絶大な効果をもたらします。

クライメート・セイバーズ コンピューティング・イニシアチブにメンバーとしてご参加いただくと、皆様のリーダーシップを世界に示していただけるとともに、Dell、EDS、Google、HP、インテル、Lenovo、マイクロソフト、Pacific Gas & Electric、World Wildlife Fund といった先見的リーダーと共同で活動する機会も得られます。そして皆様のリーダーシップを足がかりにより多くの企業や個人が参加するようになれば、2010年までにコンピューターの消費電力を 50% 削減するという当イニシアチブの目標達成が現実のものとなります。これはすなわち、コンピューターの利用による CO2 排出量を世界中で年間 5,400 万トン削減することを意味し、地球上の道路から 1,100 万台の自動車をなくすのと同じ効果があります。 

 

ご存じですか?

「2010年には、Forbes Global 2000 の企業の約半数で、PC やサーバーなどのコンピューティング・ハードウェア・コストよりもエネルギー・コストへの支出が上回ると予想されています」5
 
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