いわゆる「オレオレ詐欺(恐喝)」事件、「架空請求詐欺(恐喝)」事件、「融資保証金詐欺」事件に「還付金等詐欺」事件を加えた4類型の事件を総称して「振り込め詐欺(恐喝)」事件と呼んでいます。
※平成19年に「還付金等詐欺」を「振り込め詐欺」に含めました。
オレオレ詐欺(恐喝) 電話を利用して親族、警察官、弁護士等を装い交通事故の示談金等の名目で、現金を預金口座等に振り込ませるなどの方法によりだまし取る(脅し取る)詐欺(恐喝)事件をいいます。 |
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架空請求詐欺 (恐喝) 郵便、インターネット等を利用して不特定多数の者に対し、架空の事実を口実とした料金を請求する文書等を送付するなどして、現金を預金口座等に振り込ませるなどの方法によりだまし取る(脅し取る)詐欺(恐喝)事件をいいます。 |
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融資保証金詐欺 実際には融資しないにも関わらず、融資する旨の文書等を送付するなどして、融資を申し込んできた者に対し、保証金等を名目に現金を預金口座等に振り込ませるなどの方法によりだまし取る詐欺事件をいいます。 |
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還付金等詐欺 税務署や社会保険事務所の職員を名乗り、税金等の還付金名目で、あたかも税金等を還付する手続きであるかのように装って、ATMまで誘導し、ATMを操作させて、自分の口座から相手方の口座へ現金を振り込ませる詐欺事件をいいます。 |
手口名称 | 平成20年中 | 平成19年中 | 増減 | |||||||||
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既遂 | 未遂 | 計 | 被害額(約)円 | 既遂 | 未遂 | 計 | 被害額(約)円 | 既遂 | 未遂 | 計 | 被害額(約)円 | |
オレオレ詐欺 | 21 | 21 | 42 | 4,900万 | 12 | 3 | 15 | 2,400万 | 9 | 18 | 27 | 2,500万 |
架空請求詐欺 | 56 | 5 | 61 | 5,500万 | 47 | 3 | 50 | 4,800万 | 9 | 2 | 11 | 700万 |
融資保証金詐欺 | 64 | 2 | 66 | 5,200万 | 89 | 0 | 89 | 5,000万 | −25 | 2 | −23 | 200万 |
還付金等詐欺 | 15 | 5 | 20 | 1,200万 | 11 | 0 | 11 | 900万 | 4 | 5 | 9 | 300万 |
合 計 | 156 | 33 | 189 | 1億6,800万 | 159 | 6 | 165 | 1億3,100万 | −3 | 27 | 24 | 3,700万 |
○ | 突然、携帯電話の番号が変ったという連絡が入ったときは、確認すること。 |
○ | 相手に家族の名前や住所を聞くなどして、本人かどうか確認すること。 |
○ | 電話を切った後、必ず本人やその家族等と連絡を取り、事実を確認すること。 |
○ | 事実が確認できないときは、振り込まないこと。 |
○ | 本人を電話口に出るよう要求し、本当に本人かどうか確認すること。 |
○ | 急を要する示談金等というものはないので、直ぐに振り込まないこと。 |
○ | 相手の所属する警察署や法律事務所を聞き、一旦電話を切ってかけ直すこと。その際は、相手から聞いた電話番号ではなく、NTT番号案内や電話帳で、警察署や法律事務所の電話番号を確認して行うこと。 |
○ | 本人を電話口に出すように要求し、本当に本人かどうか確認すること。 ※家族だけしか知らない知り得ない質問や合い言葉を決めておく。 |
○ | 電話を切った後に、本人の勤務先や関係者と連絡を取り、事実を確認すること。 |
○ | 電話口に出た者が本人であるときや、事実の確認がとれないときは、すぐに110番通報すること。 |
○ | 利用した覚えがなければ現金を振り込まないこと。もし、請求の電話があっても、はっきり断ること。 |
○ | 相手に連絡しないこと。 |
○ | 相手に自分の氏名、住所を教えないこと。 |
○ | 見覚えのない送信元からのメールに表示されているアドレスにはアクセスしないこと。 |
○ | 念のため請求書類は、保管しておくこと。 |
○ | 確認する場合は、NTT番号案内や電話帳で裁判所等の電話番号を調べて行うこと。 |
○ | 保証金等を要求された場合は、すぐ振り込むことなく、最寄りの警察、消費生活センターなどに相談すること。 |
○ | 正規の貸金業者では、保証金や借入金データの抹消など、いかなる名目であっても、融資を前提に現金を振り込ませることはないので注意すること。 |
○ | 国の制度として、保障協会費を納めると借入金データが抹消され、融資を受けられるものはないので注意すること。 |
○ | 実在する金融機関や貸金業者、あるいはその関係業者を装って融資を持ちかける、偽のダイレクトメール、折込広告、雑誌広告等を利用した融資保証金詐欺が多発しているので注意すること。 |
○ | 税務署や社会保険事務所、自治体等から、「還付金を振り込む。」等の連絡があれば、NTT番号案内や電話帳で電話番号を調べ、直接電話をかけて確認すること。 |
○ | 税務署や社会保険事務所、自治体等が携帯電話等に連絡し、ATMの操作方法を指示することはないので注意すること。 |
○ | ATMを操作してお金が振り込まれることは絶対ないので注意すること。 |
社団法人 社会安全研究財団において作成された、「いわゆるオレオレ詐欺(恐喝)事件」の再現映像です。ご覧ください。
「オレオレ詐欺 その実態」(5.55MB 7分間)
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