前原誠司国土交通相が20日、桐生市で開かれた民主党の石関貴史衆院議員の後援会集会に来賓として出席。あいさつの中で八ッ場ダムに触れ、「現地の方々は政権交代の政策転換による犠牲者」としたが、「税金の使い道を変えていかなければいけないというのが、政権交代の根本。その中で従来は当たり前だった公共事業をいったん止めて、見直そうという作業を行っている」と述べた。
さらに「公共事業の中止で地域が疲弊するというのはネガティブキャンペーンだ」とし、「子育て支援策や農業所得補償などで、地域に落ちる金は民主党政権になり、むしろ増えた」と主張した。
鳩山由紀夫首相と小沢一郎同党幹事長を巡る政治とカネの問題については「お二人にはちゃんと説明をしてもらって、正すべきところは正してもらわなければならない」と話した。【塩田彩】
毎日新聞 2010年2月21日 地方版