(左から)真壁刀義、タイガーマスクらとポーズをとる原監督(中央)=宮崎運動公園(撮影・園田高夫)
巨人の宮崎キャンプを22日、原辰徳監督(51)と親交のある新日本プロレスの4代目タイガーマスク(39)と真壁刀義(37)、元K-1ミドル級王者・魔裟斗(30)が表敬訪問した。タイガーは大田泰示内野手(19)の素質に注目し、試合に入る心構えなどをアドバイスした。
指揮官と談笑中、あいさつへ赴いた大田を観察したタイガー。「手が大きくて体もすごい。野球がダメなら、ぜひプロレスに来てほしい」。この勧誘を伝え聞いた大田も「マジっすか?行きたいです」と意外にも乗り気。だが今は野球で結果を残すことが先決だ。
実戦で13打席連続無安打中。拙守も目立ち、指揮官から「準備ができていない。戦う以前の話」と叱責された。そんな大田にタイガーは「迫力、オーラを出さないといけない。相手をぶっ倒すんだという気持ちで臨め」とアドバイス。熱い言葉に大田は「OKです!」と出直しを誓った。
さらにタイガーは、トレーニングでも「聞かれれば教えたい」と“虎の穴”実施を検討。原監督が「命懸けで戦っている部分に共通点がある」という“異種格闘技戦”で、大田が飛躍を目指す。
(2010年2月22日)