新潟放送局

2010年2月23日 23時12分更新

暴行発覚おそれウソの供述か

先月、長岡市で27歳の男性店員が暴行を受けて死亡した事件で、傷害致死の疑いで逮捕された男3人が当初、男性の遺体の傷について「酒に酔って自分で転んだときについた傷だ」などと説明していたことがわかり警察では暴行の発覚をおそれてうその供述をしていたとみて調べています。

この事件は先月14日の夜、長岡市内の飲食店で、長岡市のアルバイト店員、野本政和さん(27)が大量に日本酒を飲まされた上、路上で全裸にされて殴るけるの暴行を受け、アパートに連れ込まれて浴槽の中に放置され死亡したものです。
警察は野本さんの知人の韓国国籍で小千谷市の無職、鄭竜也容疑者(28)見附市の無職、鄭久司容疑者(33)小千谷市の無職、池田晶一容疑者(26)の3人を傷害致死の疑いで逮捕しました。
警察によりますと、鄭容疑者ら3人は当初、警察の調べに対して野本さんの遺体の傷について「自分で酒に酔って転んだり、車に乗せるため引きずったりしたときについた傷だ。そして野本さん自らが風呂に行き倒れていた」などと説明していました。
しかし警察で野本さんの遺体を詳しく調べた結果、全身に打撲や切り傷が多数見つかったことから、3人は野本さんに暴行を加えたことや浴槽の中に押し込んだことについて大筋で認めたということです。
警察は鄭容疑者ら3人が暴行の発覚をおそれてうその供述をしたとみてさらに詳しく調べています。