このページの先頭



ここからこのページの本文


米国に50年ぶり敗戦も…カナダ国民はホッケーの金疑わず

2010年2月23日

2月22日 月曜日 晴れ 朝の気温0℃

P2210114-%28Large%29.jpg

 子供相手だって、いや、大人相手でも手加減なし、アイスの上でなくてもスティックを持つとみんなを本気させてしまうアイスホッケー。そんな人たちが大勢、カナダのアイスホッケーチームを応援しています。大応援団を背に、選手たちはどんな気持ちでプレーしているのでしょうか。

P2180089-%28Large%29.jpg

 今朝の新聞各紙は、昨夜行われたアイスホッケーのカナダ-アメリカ戦をトップで取り扱っています。敗戦のショック、不安、まだいけるぞ!という思いを色んな表現で書いています。オリンピックでアメリカに負けたのは50年ぶりだとか、そんなメディアの評価の矢面に立つカナダチームのヘッドコーチは「試合の結果は残念だったけど、目標に向かってちょっと遠回りの道のりを選んだのさ」とコメント。

P1150054-%28Large%29.jpg

 選手村から見える場所にあるマクドナルドのビルボードです。フライドポテトが観客のようなこの広告を見た時、これは世界の選手たちに向けた「金メダルまでもうすぐだ」というメッセージだなと思いました。今はカナダのホッケーチームに対して、まだチャンスはあるぞ!とたくさんのカナダチームファンが励ましの言葉を送っています。昨日敗戦の後は、繁華街で暴動でも起きるのではと心配しましたが、ホッケーファンも次の試合だと切り替えていたのでしょうか。大きな事故もなく一安心です。

img alt="P2200096-%28Large%29.jpg" src="http://vancouver2010.nikkansports.com/column/today/P2200096-%28Large%29.jpg" width="350" height="337" />

 1着1万円~4万円もするチームジャージが飛ぶように売れ、人気選手の名前が入ったジャージは品切れ続きで、あちこち探し回る親子を見かけたし、国旗も小旗どころじゃなくて、こんなに大きな国旗をマントにして歩く人々もよく見かけます。私もかつてオリンピックを海外で観戦したことがありますが、こんなに自国の名前が入ったジャケットを着た人を街中で見かけた覚えはありません。

 自国愛か、オリンピックを楽しむためか、選手を応援するためか。いずれの理由にしてもオリンピックで街が1つに団結しているような雰囲気は独特です。

P2070042-%28Large%29.jpg

P2160004-%28Large%29.jpg

 バンクーバーやその近郊でも国旗をなびかせ走る車やトラックをたくさん見かけます。今日まで続いた晴れのお天気、明日からは雨の予報です。明日のアイスホッケー、カナダ対ドイツ戦が終わる頃には歓喜のクラクションが聞こえるはずです。グッドラック カナダ!


この記事には全0件の日記があります。


ソーシャルブックマークへ投稿

  • ツイッター
  • Yahoo!ブックマークに登録
  • はてなブックマークに追加
  • Buzzurlにブックマーク
  • livedoorクリップに投稿

ソーシャルブックマークとは

今日のバンクーバーBLOG
今日のバンクーバーBLOG
2月12日の五輪開幕をひかえたバンクーバー。現地在住の日本人主婦・浦上千晶さんが現地の最新情報を伝えてくれます。カウントダウンの様子、熱戦に沸く現地の盛り上がりをお届けします。
◆略歴 浦上千晶(うらかみ ちあき) 岡山市生まれ。東京で働いていたが、2005年にバンクーバーに移住し、現在は専業主婦。趣味は家庭菜園や釣り、冬にはスキーを少々とカナダのアウトドアライフを満喫。和食が大好きな夫の家族は、南アフリカ、イギリス、カナダ、スペイン出身とマルチカルチャー。

最近のエントリー



ここからフッターエリア

nikkansports.comに掲載の記事・写真・カット等の転載を禁じます。
すべての著作権は日刊スポーツ新聞社に帰属します。
(C)2010,Nikkan Sports News.