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ダブル世界戦が決まった長谷川(左)と西岡
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◆ WBO王者モンティエルと対戦 ◆
目指すは異次元王者だ。22日、都内でダブル世界戦の発表会見があり、WBC世界バンタム級王者・長谷川穂積が4月30日に日本武道館で日本未公認WBO王者モンティエル(メキシコ)と対戦することが決まった。会見に臨んだ長谷川は“統一王者”へ意欲。同日には同スーパーバンタム級の西岡利晃がバルウェグ・バンゴヤン(フィリピン)と4度目の防衛戦を行う。
◆ 「どっちが強いか証明したい」 ◆
絶対王者のすごみは、防衛回数だけでは計れない。V11の相手は、日本未公認のWBO王者。未知なる敵との対戦が決まり、長谷川の表情も一段と引き締まった。
「WBCとWBOのどっちの王者が強いかを証明したい」
日本ボクシングコミッション(JBC)は王者乱立を防ぐため、主要4団体(WBA、WBC、IBF、WBO)のうちWBAとWBCしか公認していない。だが、WBCが1階級1王者の実現に向け統一戦を奨励していることもあり、今回の対戦が認められた。そのため長谷川が勝った場合はWBOは空位に。「2冠王」として君臨する絶好のチャンスだ。
ダブル世界戦
(4月30日・日本武道館)
◆ WBC世界バンタム級タイトルマッチ ◆
王者
長谷川 穂積
(29・真正)
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<12回戦> |
WBO王者
フェルナンド・モンティエル
(30・メキシコ)
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28勝12KO2敗 |
40勝30KO2敗2分 |
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◆ WBC世界スーパーバンタム級タイトルマッチ ◆
王者
西岡 利晃
(33・帝拳)
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<12回戦> |
同級11位
バルウェグ・バンゴヤン
(23・フィリピン)
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32勝22KO4敗3分 |
15勝7KO |
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[ 2010年2月23日付 ]