年々増加するアルコール依存症患者。その数は、全国で推計約83万人にものぼる(厚生労働省・2003)。 誰もがなる可能性のある「病気」だ。 京都府左京区に住む松村多佳晴さん(60歳)もその一人。「家族ぐるみの病気」とされるアルコール依存症。 多佳晴さんの妻・知子さん(56歳)が最後の望みとしたのが、依存症治療最後のとりで「和歌山断酒道場」。 家族は失ったきずなを結び直せるのか?家族再生への3か月を追った。