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昨年の振り込め詐欺 件数、被害額とも半減 茨城
茨城県警振り込め詐欺対策室は19日、平成21年の振り込め詐欺事件の認知件数が212件(前年比216件減)、被害総額が2億5200万円(同2億8400万円減)と、それぞれ半減したと発表した。
同室によると、県警は21年、振り込め詐欺容疑者を86件11人、口座開設詐欺など助長犯罪の容疑者を67件34人を摘発した。摘発数は前年に比べ大幅に増えた。
詐欺の手口別では架空請求詐欺が79件(同9件減)と最多。次いで、オレオレ詐欺65件(同110件減)▽融資保証金詐欺64件(同52件減)▽還付金詐欺4件(同45件減)−の順に多かった。
架空請求詐欺は県南・県西方面の発生が多く、被害者は20〜30代が64%を占め、男女比はほぼ同程度だった。オレオレ詐欺は県南・県西・県央方面で多く、被害者は60歳以上が全体の81%、女性が69%を占めた。一方、融資保証金詐欺は男性の被害が66%と多く、県西・鹿行方面を中心に発生。還付金詐欺は3人が60歳以上の女性だった。
県警は被害は半減したが、減少率は関東地方最下位だったことや振り込め詐欺の平均被害金額が約118万円と高額なことを踏まえ、金融機関や自治体との連携や「だまされたふり作戦」に力を入れていくという。
通報・相談窓口は(電)029・301・0074。