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紋別青年会議所、石井友也氏が新理事長に〜方針は「一期一会」
(11月6日付け)
 社団法人・紋別青年会議所の平成22年度(1月〜12月)の理事長予定者が石井友也氏(21年度専務理事)に決まり、4日、他の役員予定者とともに市役所を訪ね宮川良一市長らに挨拶した。石井氏は理事長方針の「一期一会」を説明したほか、来年度は創立55周年を迎えるため「子どもが参加でき喜んでもらえるような事業を企画したい」などと抱負を語った。同会議所OBの宮川市長もエールを送ると共に「何をやりたいか、キチンと主張すること」などと檄を飛ばした。
 青年会議所は若手経営者などで組織され、40歳定年。紋別青年会議所は1956年2月に日本で84番目に発足。2010年度に55周年を迎える。役員任期は1年間で、その年の理事長の方針により活動内容が決まるが、流氷まつりでのミニ氷像コンテストなど、継続事業もある。
 2010年度の理事長基本方針は「一期一会」。戦後の経済成長と近年の景気低迷により「自分の利益を優先するあまり、他人を思いやる心の豊さや地域の絆がないがしろにされがち」になったとの思いから「笑顔で安心して生活でき、次代を担う子どもたちが、夢と希望を抱けるような地域を創造するために、忘れかけられている強い絆のある地域社会を取り戻すことが必要」として、地域内で、そして全国の青年会議所の仲間との間で、人間同士の結び付きを原点に置いた活動を展開するという。
 石井氏は、基本方針への思いや、社会開発・会員拡大・人間力開発などの事業計画を宮川市長に説明し、理解と協力を求めた。
 これに対し宮川市長は「紋別市も多くの課題に直面しているが、何よりもこれから紋別を担う人の考えが一番重要。青年会議所の意見を参考に課題を解決し、市政推進にあたりたい」などと理解を示し、自らの決意も述べた。同会議所会員と同年代の市職員との交流事業にも意欲を見せた。
 同席した棚橋一直副市長と安部光典総務部長も「ともに話し合ったり、ぶつかり合ったりしながらの人材育成ができれば」「市職員は街の人との交流が少ない。異業種交流で民間の知識や知恵を学べたら」などと期待を寄せた。
(2010年度役員予定者が宮川市長に挨拶=写真=)

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