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平成25年度までにCO2を6%削減します〜第2次市役所環境保全行動計画で
(5月15日付け)
 省エネ家電製品に商品券などを還元する「エコポイント」が15日から実践に移されるが、紋別市役所環境保全行動計画推進委員会(委員長=幡野勝彦副市長、事務局=市民生活部環境生活課)は14日、市民会館で計画策定の説明会を開いた。初日は部課長職を対象としたが、15日には係長職以下を対象に再度を説明会を開き、職員(約340人)、それに関係団体が総力で、燃油使用の節減、紙や水の使用量の節約などに取り組むことにした。二酸化炭素(CO2)排出量は、平成18年度換算値に比べて同25年度までに6%削減を目標値とした。
 幡野委員長は「環境保全対策を実践し、温室効果ガスの削減、地球温暖化防止に努めよう。地域にとって大事な流氷を守って行くためにも重要な取り組みで、皆さんも責任者として役割を担って下さい」とあいさつ。安部光典課長らが「第2次紋別市役所環境保全行動計画」の内容を説明した。
 京都議定書(平成9年)以来、国内でも温暖化防止対策が進んでいるが、紋別市では平成13年に同計画(一次)を策定。数値目標を定めたが、上下水道使用料、燃料使用料は目標をクリアしたものの、コピー用紙使用料、電気使用料などが増加。その理由に自主印刷が増え、新規施設が増えたことなどを上げている。
 新計画では平成18年度を基準として、25年度までの5年間に抑制に努め、例えばガソリン使用料を3万8722リットル(18年度は4万1194リットルを使用)に節減するなど、各項目で目標を定めている。
 具体的対策としては、森林資源保全に向け紙使用料削減、急発進などの燃油使用料を少なくするエコドライブの実践、マイカー通勤の自粛、分別とごみ減量、節水、冷房を抑制するため服装に工夫する「クールビズ」や冬場の「ウォームビズ」、公用車への軽自動車、低燃費車の導入などを掲げている。
(分別回収を呼びかけるチラシなどを掲示して説明会=写真=)

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