山口県内で昨年発生した振り込め詐欺事件の認知件数は80件、被害金額は約6200万円といずれも過去最低だったことが、県警のまとめで分かった。県警は「年金支給日などの集中的な警戒や、金融機関の協力が要因」と分析している。
四つの手口のうち、携帯電話サイトの使用料金などうその支払いを迫る「架空請求」が41件、3576万円。件数は前年と同じだが、被害金額は542万円増えた。
一方で、借金の保証金名目の「融資保証金」が23件、1107万円(51件、3404万円の減)▽息子などをかたる「オレオレ」が12件、1302万円(49件、9682万円の減)▽保険料などの返還を口実にした「還付金」は4件、281万円(24件、1835万円の減)―と大幅に減った。
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