2010年2月23日 8時59分更新
岡山県の2月定例県議会が22日開会し、玉野市と高松市を結ぶ2つのフェリー会社が航路の廃止を届け出たことを受け、航路が存続できるように国に支援に求める意見書が可決されました。
岡山県の2月定例県議会は、午前10時から本会議が始まり、まず県側から一般会計の総額がおよそ6649億円にのぼる、平成22年度の予算案など、54の議案が提案されました。
このうち平成22年度予算案は、国の基金を活用した経済対策事業などが増え、一般会計の総額が9年ぶりに前年を上回っています。一方、厳しい財政状況のなか収入を確保していくため、ことし9月以降、県が運営するスポーツ施設の利用料を値上げしたり、岡山空港や県立図書館などの駐車場を有料化したりする条例案も提案しています。
提案理由の説明で石井知事は「施設の利用者には新たな負担をお願いすることになりますが、県民の特段の理解を賜りたい」と述べました。
本会議ではこのあと、玉野市と高松市を結ぶ2つのフェリー会社が航路の廃止を届け出たことを受け、航路が存続できるよう国に支援に求める意見書が議員提案され、全会一致で可決されました。
岡山県の2月定例県議会は来月17日までの日程で開かれます。