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フィードメーター - 忍之閻魔帳




2010年02月23日(火)

笑ってさえいれば破綻しない空間。映画「パレード」、他

テーマ:瓦版(ゲーム・映画)
★今回の記事の携帯向けはこちら。



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▼映画ランキング「恋するベーカリー」が4位に初登場

恋するベーカリー
(C)2009Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.

1位(1):アバター(9週目)
2位(2):オーシャンズ(5週目)
3位(3):おとうと(4週目)
4位(-):恋するベーカリー(1週目)
5位(-):人間失格(1週目)
6位(5):交渉人 THE MOVIE(2週目)
7位(6):インビクタス 負けざる者たち(3週目)
8位(7):ゴールデンスランバー(4週目)
9位(-):コララインとボタンの魔女(1週目)
10位(8):スーパー戦隊祭 侍戦隊シンケンジャーVSゴーオンジャー(4週目)

公開日からして賞味期限の短いことは分かっていた
「バレンタインデー」が早速圏外へ去り、ちょうど入れ替わるタイミングで
ターゲット層の近い「恋するベーカリー」がランクイン。
「恋愛適齢期」「ホリデイ」など、女性からの支持が厚い
ナンシー・マイヤーズ監督の最新作で、主演はメリル・ストリープ。
公開2日間の成績は、動員68,402人、興収82,278,700円。
金曜を含む3日間の成績は、動員91,040人、興収108,457,900円。
その他、太宰治原作、生田斗真主演の「人間失格」が5位、
「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」のヘンリー・セリック監督の
最新作「コララインとボタンの魔女」が9位に初登場。

★公開中の作品紹介一覧

【紹介記事】映画の歴史は変えたが、心までは揺さぶらない。映画「アバター」
【紹介記事】親バカが作家性を濁らせたか。映画「オーシャンズ」
【紹介記事】一生分の恋。映画「サヨナライツカ」
【紹介記事】ただ、言葉にするだけでいい。映画「今度は愛妻家」
【紹介記事】煽り過ぎてズコー。映画「パラノーマル・アクティビティ」
【紹介記事】伊坂原作×中村監督のホームラン。映画「ゴールデンスランバー」
【紹介記事】山田洋次監督らしい定番の人情劇。映画「おとうと」
【紹介記事】映像ありき、中身ナシ。映画「食堂かたつむり」
【紹介記事】各エピソードが薄味で散漫な仕上がり。映画「バレンタインデー」
【紹介記事】さまぁ~ずらしいユルさが心地良い。映画「かずら」
【紹介記事】笑ってさえいれば破綻しない空間。映画「パレード」



▼笑ってさえいれば破綻しない空間。映画「パレード」


(C)2010映画『パレード』製作委員会 

聞いて欲しいことはあるけれど、深くは突っ込まれたくない。
話したいことはあるけれど、全てを詳らかにするつもりもない。
誰か側に居て欲しいけれど、ベタベタして欲しくはない。
人は、誰かと一緒に居る安心感を得るために、煩わしさという名の代償を支払い、
独りでいる孤独感を受け入れる代わりに、誰にも縛られない自由を得る。

この映画に登場する5人の若者達は、
誰かと居る安心感も、独りで居る気楽さも、どちらもを手に入れている、ように見える。
しかし、実はどちらも手に入れていない。
誰かが不意に居なくなったとしても、騒ぎ立てたり行方を探したりはせず、
ある日、ふらりと出て行った気分屋の猫の帰りを待つように、
心のどこかで軽く気にかけておき、帰ってくれば「おかえり」と声をかける。
来る者を拒まず、去る者は追わない。
何かに気付いていたとしても、気付いていないフリさえしていれば
この快適な空間にずっと居続けることが出来る。
だから、面倒なことは見えないことにすればいい。



ストーリーは、ラストに蛇足としか思えない台詞が追加されている以外はほぼ原作のまま。
ルームシェアしていながら、誰ひとりとして強い絆で繋がっていない、
上っ面の仲良しこよしが醸し出す奇妙な同居生活が
原作の魅力だと思っていたので、連続暴行事件の犯人像を
序盤から明確にしている点は、むしろ良かったと思う。
ただ、登場人物達の心の声をそのまま台詞化して喋らせてしまったり、
画面も音楽も、常に「何か起こるぞ」と警告メッセージを出していたりと、
2時間に収めるためとはいえ、少々おせっかいが過ぎるのは気になった。

原作のイメージでは、貫地谷しほりの演じた大河内琴美がモデル系の美女で、
香里奈の演じた相馬未来がサバサバしたおこげのイラストレーターという設定なので
配役が真逆の方が良かったのではと思っていたのだが、
聞いたところによると、監督はミスキャストを承知で、敢えて逆にしたらしい。
私的には、やはり貫地谷=琴美、香里奈=未来でやって欲しかった。
小出恵介の杉本良介と林遣都の小窪サトルは、私の中ではほぼイメージ通り。
この4人は、作り過ぎない芝居で上手くまとまっている。
今回は特に小出が出色。
なのに、ここに紛れ込んでくる藤原竜也だけが味付けの濃い舞台芝居で、
本来ならば「頼れる最年長」「同居人のまとめ役」であるはずの伊原直輝が
5人の中でポッカリ浮いているのは残念。

「今度は愛妻家」とは全く違う味わいの作品を立て続けに出して来た
行定勲監督は、ここ3年ほどの低迷期(だと思っている)を
ようやく抜け出したのかも知れない。今後の作品にも期待。



▼PS3「HEAVY RAIN 心の軋むとき」プレイ中


■PS3:「HEAVY RAIN ヘビーレイン 心の軋むとき」

ようやく時間が出来たのでプレイ開始。
まだ序盤(だと思う)。
今のところ、サイコサスペンスでは定番の展開でかなり楽しい。
洋ゲーにしてはチュートリアルも親切で、
針の穴に糸を通すほどのシビアさがないので、ジジィにも安心。
ゲーム性は、LDゲーム時代からさほど進化しておらず、
デジタルコミックよりはユーザーに介入する余地がある、という程度。
PSの「ALIVE」というゲームを思い出した。
ストーリー重視であることは明確なので、私的にはこのぐらいの方がかえって有り難い。
むしろ、コントローラーを無理矢理何かに見立てて操作させるシーンの方が、
作品のリズムを破壊し、没入感を阻害している気がする。
歯磨きするだけでコントローラーを上下に振らなければならないのはどうにもマヌケ。
コントローラーを何かに見立てるなら、見立てる必要があるものだけにして欲しい。

一部で指摘されているフリーズバグについては、私も何度か遭遇した。
ブラックアウトしたまま変化なしならまだ良いのだが、
画面が暗転した途端に耳をつんざくほどの爆音が鳴り響いた時は心底ビビッた。
ジャンルがジャンルだけに、一瞬演出かと思ったら違った。
発見されているバグの多さからしても、ローカライズをしている時点で
スタッフが気付いていなかったとは思えず、この点だけは本当に残念。
アップデートで解決してくれると良いのだが・・・。

バグといえばこちらも。



▼Wii「テイルズ オブ グレイセス」店頭回収決定

発売以来、多数のバグ報告があがっていた
Wii「テイルズ オブ グレイセス」の回収が正式に決定したようだ。
本日中にもメーカーより公式発表があるものと思われる。



▼先週予約が開始された主な新作

03月10日発売■DVD:「元祖 人志松本のゆるせない話 上」
03月10日発売■DVD:「元祖 人志松本のゆるせない話 下」
04月21日発売■BD:「グラインドハウス ツインパック」(2,000セット限定生産
04月21日発売■BD:「イングロリアス・バスターズ」
04月21日発売■BD:「レザボア・ドッグス」
04月21日発売■BD:「カールじいさんの空飛ぶ家 本編DVD付」
04月23日発売■BD:「母なる証明」
05月12日発売■BD:「戦場でワルツを 完全版」
06月02日発売■BD:「かみちゅ! Blu-ray BOX」
06月04日発売■BD:「宇宙戦艦ヤマト 復活篇」