銚子市の野平匡邦市長は22日、診療休止中の市立総合病院を5月1日に再開すると発表した。医師2人が外来患者の診療に当たる。
市は「公設民営」方式で診療を再開する方針で、23日にも新医療法人を発足させる。運営する指定管理者の決定には市議会の議決が必要。市から再開業務を委託された市立病院再生準備機構が現在、医師や看護師の確保に努めている。新年度当初予算には指定管理者委託料約2億円、修繕費約1億5800万円を計上。野平市長は「来年3月末には医師7人以上で入院患者診療もできる体制にしたい」という。【新沼章】
毎日新聞 2010年2月23日 地方版