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2010年2月22日(月) 19:15 |
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讃岐国府の場所を探す発掘調査
奈良時代から平安時代にかけ、現在の香川県の行政の中心だった讃岐国府の場所を探そうと行われている発掘調査で、国府の中心まで数百メートルまで近づいている可能性が大きいことがわかりました。
発掘は香川県埋蔵文化財センターが、去年12月から坂出市府中町で行っています。 まだ場所が特定されていない讃岐国府の遺構を探そうと、国府の中心と思われる場所を発掘しています。 土を掘るのは、ミステリーハンターと名づけられたボランティアです。 これまでに、幅3m、長さ15mの区画から数万点の遺物と、平安末期から鎌倉時代にかけての建物の柱の跡50余りが見つかりました。 発掘でみつかったのは、平安時代の寺や、役所の屋根に使われたとみられる瓦、それに高級品の緑磁や白磁のかけらなど数万点です。 今回、国府の中心の建物「国庁」の遺構は見つかりませんでしたが、本来傾斜のある土地が水平に整地されていることがわかりました。 この場所の発掘は22日までで、遺物の分析などを行った上で来年度の発掘の場所や方法を検討することにしています。
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