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民主党離れ?地方選で惨敗
- 2010.02.22 17:01
2月21日の長崎県知事選と東京都町田市長選は、ともに与党が推薦する候補が敗れ、民主党が惨敗する結果となった。鳩山由紀夫首相や小沢一郎幹事長の政治資金問題が、大きな影を落とした結果と言わざるを得ないだろう。鳩山首相も22日朝の定例会見で、「政治とカネの影響を受けた」と問題を認識していることを明らかにした。
ネットでは「国民はバカではない証拠」など、この結果を当然のことと受け止めるコメントが目立つ。それほど、国民は“政治とカネ”問題にウンザリしているということだろう。政権交代のきっかけも自民党政権の金銭問題が無関係ではなかったことを考えれば、今回の地方選の結果は「民主党のおごり」「国民を理解していない」と言われても仕方がない。
民主党に期待していた人たちからは「これでいいのか」との声も広がっている。昨年の夏、変化を求めて民主党に投票したはずなのに、こんなことであっさりと民主を捨ててよかったのだろうか、と問いかける人も。
「民主党がダメだから」というのが選択理由だったことが残念との声も多い。長崎県知事選で無所属の大仁田厚候補が約10万票も獲得できたのは、「現政権には大いに不満だが自民党にも期待できない」という人たちの受け皿になったからだと指摘する人もいるように、国民の政治不信はかなり増している。果たして夏の参院選はどうなるだろうか。
(ぽこ)
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