アジア・オセアニア

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アフガン:米軍誤爆、市民27人死亡 活動停止求める声

 【ニューデリー栗田慎一】アフガニスタン南部ウルズガン州と中部ダイクンディ州との州境で21日、北大西洋条約機構(NATO)軍の空爆で市民少なくとも27人が死亡、十数人が負傷した。アフガン内務省によると空爆したのは米軍機で、3台の車が次々と爆撃され、乗っていた多数の女性や子供らが犠牲になった。これで米軍などが13日に南部に大規模攻撃を開始してから警察官も含めた市民の死者は少なくとも51人になった。

 空爆による終わらない市民の犠牲に、アフガン国内では「米軍の活動停止」を求める声が高まっている。

 西隣のヘルマンド州でも、米軍主導の大規模軍事作戦で市民の犠牲が相次いでいる。21日はカルザイ大統領が国会で「NATO軍は市民の安全を十分に守っていない」と非難。議員の間から、「市民の安全が確保されない限り、軍事作戦をやめさせるべきだ」との意見も出された。

 NATO軍側は今回の空爆について、「武装勢力への応戦」としている。州警察によると、空爆後、現場付近の市民らが反米、反政府デモを行うなど、治安当局との間で極度の緊張が続いている。

毎日新聞 2010年2月22日 19時35分(最終更新 2月22日 23時30分)

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