2006年07月03日

Plan*eta Natural Bed Clothes

タイ・チェンマイに住み、現地の女性たちと布づくりをしているたかはし美ゆきさん。Plan*etaのヘンプ(麻)やオーガニックコットンの寝具、小ものはナチュラルで心地いい。寝苦しい夏には欲しくなるものばかりだ。

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忍者はジャンプ力を鍛えるのに麻の苗を跳び越えた、という。一日めは簡単に跳び越えられる高さだった麻が、次の日には頑張らないと跳べない高さに育ち、三日めにはさらに高くなっている。麻の成長速度に負けないように訓練することで超人的な跳躍力を得られる…真偽のほどはわからないが、麻はそれだけ成長が早いという話。農薬を使わなくてもすくすく育つ麻を使うことは自然に対してもやさしい。日本では現在栽培が難しくなっているが、麻は昔から人の役に立つ植物だった。

麻を紡ぎ織っているのはタイの女性たち。チェンマイから来るまで三時間ほどの農村で作業している。機械や化学染料を使わない昔ながらの手作業。作業風景を写真で見ると、貫禄というか風格のある人が多い。世界中どこでも女性の力強さは変わらないようだ。
特に年をとった女性が煙草をふかす姿なんかすごくカッコイイよ、と語る美ゆきさんも細身の身体でとてもパワフル。

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商品のデザイン、チェックは美ゆきさんがしている。
日本人はやはり几帳面らしく、消費者の要求水準が高い。日本で流通する商品としての水準を保つのはなかなかたいへんらしい。はじめは何度もやり直してもらったそうだ。
それでも、手紡ぎ手織りのもので完全に同じというのはありえない。同じ大きさ同じ素材のものでも少しづつみんな違う。
だから大量販売にはむかない。日本の商品基準ではわずかの誤差も許されず、ムラ、キズと判断されてしまう。
Plan*etaのものは実際に触って確かめ、洗濯の仕方などについても教えてもらって買うのが一番いいだろう。
基本的には、ネットに入れれば洗濯機で洗える。洗剤は蛍光剤の入っていないものを使う。でも、よっぽど汚れなければ洗剤なしでいいですよ、と言うと驚く人が多いそうだ。

麻は陽に曝せば白くなるし、草木染めは色が落ち着くのにしばらくかかる。それが自然なのだ。ものは買ったときが100%の完成形なのではない。使いこんでいくうちに風合いは変わる。どんなふうに使うか、どんなふうに扱うかで少しづつ変わっていく。使う者も、ゆっくり変化していくことに手を貸しそれを楽しみたい。

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オーガニックコットンを使ったベビー用品もいろいろあった。
使う予定はないが可愛らしくて、心惹かれる。



◇ OLU project 松岡永子 ◇  
Posted by olu_project at 02:38Comments(1)TrackBack(0)