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貨物専用新幹線の実験車両を初公開 JR北海道 (02/22 07:30、02/22 12:23 更新)

在来線の貨物車両を丸ごと収納した「トレイン・オン・トレイン」の実験車両

在来線の貨物車両を丸ごと収納した「トレイン・オン・トレイン」の実験車両

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 JR北海道は21日、札幌市東区の苗穂工場で、在来線の貨物列車を車両内に載せ時速約200キロで走る貨物専用新幹線「トレイン・オン・トレイン」(t/T)の実験車両を初めて公開した。北海道新幹線の新函館開業(2015年度予定)後の運行ダイヤ対策として、速度の遅い貨物列車を追い越すことのできない青函トンネル内を走らせようと研究している。

 実験車両は実物大の模型で、コンテナを積む貨物車両と比べ、長さは同じ20メートル、高さは1メートルほど高い4・6メートル。

 国土交通省の三日月大造政務官らが視察する中、2両の貨物車両が小型機関車にゆっくりと引かれて移動、1〜2分で実験車両2両にすっぽり収まった。

 JRは、青函トンネル内では線路幅の違う新幹線と在来線の両方を、3本のレールを使い走行させる計画。しかし、トンネル内には列車を追い越す待機スペースがなく、在来貨物の2倍以上の速度で走る新幹線の本数を増やすには限界がある。このためJR北海道は04年から貨物専用新幹線を研究している。

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