「情報交換」をご依頼される方へ -ロジラテジー編-(by 延)

 前回に続いて"情報交換"のご依頼について述べる。今回は、ロジラテジー(コンサル会社)編。様々な方々との情報のやり取りを優先する媒体業と異なり、コンサル会社の立場となると、"ビジネス"という要素が強くなる。と同時に、労働集約産業であるコンサル業のポイントは、タイムマネジメントであるため、「ロジラボ通信」の立場の時よりも、一層、優先順位を明確にして対応させて頂いている。


 こちらの立場の場合、財務面を触る弊社の性質上、より機密性が高くなるので、この場で具体的なことに言及しづらくなるのだが、"情報交換"のご依頼をお受けする場合に、興味深い特徴がある。


 それは、やや自慢気味の話が延々と続いた後に、必ず、

「(契約や仕事が)決まったら、成功報酬を...」

 と付け加えるのである。しかも、ご満悦気味に...。


 そして、「ビジネスだから、そんなの当たり前だろう!」と言いたい気持を抑えながら、「ありがとうございます」と丁寧に伝えはするが、面会後に、積極的に動くことなどない。


 中には、「○○(他社)にも話をしている」と言われる方もいらしゃるが、「だったら、○○にお任せすればいいのでは?」と思うだけの話であるが、話が長くなったり、面倒くさくなるのは嫌なので、そうとは言わず、「今日はありがとうございました」と丁寧にお礼を述べることにしている。が、実際に、動くことはない。


 面会ご依頼者のこういった言動の傾向は、1.バブル世代以上の方、2.そこそこ知名度のある大企業の方、あるいは、3.大企業の幹部出身者の方、などに多くみられる。無論、そういった手法を否定しないし、営業にはその人なりのやり方がある。


 がしかし、ビジネス上の明確な話や目的のない"情報交換依頼"だけは勘弁して欲しいものである。端的に言えば、時間のムダだと感じてしまうし、そもそも、情報の"交換"になっていないと思うことは多々ある。

2009/09/15


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