任期満了に伴う町田市長選は21日、投開票され、無所属で現職の石阪丈一氏(62)が、無所属で政治団体役員の宮本聖士氏(43)▽共産公認で党町田地区常任委員の古橋良恭氏(48)▽無所属で元首都大学東京教授の秋山哲男氏(61)=民主、社民、国民新、生活者ネット推薦▽無所属で個人タクシー業の仲政江氏(58)の新人4人を破り、再選を果たした。投票率は50・02%(前回44・10%)、当日有権者数は33万6444人(男16万4750人、女17万1694人)だった。
昨年の政権交代後、都内の市長選で民主が推薦する候補が敗れたのは初めて。
午後11時半ごろ、石阪氏の選挙事務所に「当選確実」の一報が入ると、支持者の歓声が上がった。石阪氏は「厳しい選挙だったが、何とか勝利することができた」と喜びを語った。
石阪氏は政党色を抑えるため、推薦なしで立候補。ただ自民・公明の強力な支援を受け、実質的には民主などが推薦した秋山氏との与野党対決の構図となった。
石阪氏は1期4年の実績を強調。「市政改革は道半ば」と訴える一方、徹底した組織選挙を進めて支持を固めた。秋山氏は民主の手厚い応援を受けながらも、知名度不足が響いた。古橋氏、宮本氏、仲氏も懸命に支持を訴えたが、及ばなかった。【伊澤拓也、袴田貴行、野口由紀】
一方、任期満了に伴う市議選(定数36)も投開票され、新市議が続々と決まった。現職27人、新人16人、元職5人の48人が立候補し、激戦を繰り広げていた。投票率は50・03%(前回44・10%)だった。【伊澤拓也】
任期満了に伴う日野市議選(定数24)も21日、投開票が行われた。29人が立候補する激しい選挙戦の末、新市議の顔ぶれが決まった。投票率は47・34%で前回に比べ0・99ポイント低く過去最低。当日有権者数は14万1430人(男7万1395人、女7万35人)。
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当 80299 石阪丈一 62 無現
48435 秋山哲男 61 無新
16458 宮本聖士 43 無新
13715 古橋良恭 48 共新
5540 仲政江 58 無新
石阪丈一(いしざか・じょういち) 62 無現(2)
市長[歴]横浜市職員・総務局緊急改革推進本部理事・港北区長▽横浜国大
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当 4067 古賀壮志 32 自現(2)
当 4020 馬場賢司 44 公現(3)
当 3263 今井昭徳 45 民現(2)
当 3235 古池初美 50 ネ現(4)
当 3153 菅原直志 41 民現(5)
当 2916 峯岸弘行 49 公現(2)
当 2774 谷和彦 48 無現(2)
当 2743 奥住匡人 38 無現(2)
当 2679 池田利恵 51 無現(3)
当 2622 田原茂 55 公現(6)
当 2595 奥野倫子 48 共現(4)
当 2591 秋山薫 55 無現(4)
当 2513 鵜沢敏子 49 民新(1)
当 2419 江口和雄 63 無現(5)
当 2406 西野正人 49 自現(2)
当 2330 窪田知子 54 公現(2)
当 2315 梅田俊幸 52 自現(3)
当 2266 中野昭人 41 共現(4)
当 2263 清水登志子 47 共現(3)
当 2166 中谷好幸 60 共現(6)
当 2149 大塚智和 49 公新(1)
当 1849 大高哲史 36 共現(2)
当 1733 佐藤洋二 67 社現(6)
当 1137 中嶋良樹 28 無新(1)
1067 鷲尾由紀太 45 無新
1061 有賀精一 51 無新
919 真砂太郎 53 無新
876 渋沢秀樹 55 無新
145 赤塚伊三武 66 無新
=選管最終発表
〔都内版〕
毎日新聞 2010年2月22日 地方版