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せんせいのふくぶくろ

一言メッセージ：ﾊﾞﾝｸｰﾊﾞｰｵﾘﾝﾋﾟｯｸ開幕の日に１万ｱｸｾｽ突破！＼(･∇･)／ﾊﾞﾝｻﾞｰｲ!ﾊﾞﾝｻﾞｰｲ!

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３ピースのベスト着用の意外なる効用

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　昨日は青森県八戸市の、とある教育セミナーに参加してきた。

　僕と地元大学の教育サークルの男子学生２名。計３名で参加してきた。

　講師の先生は、埼玉県の、とある公立中学校の国語科の先生。
　荒れていた生徒、学級、学校を日々の授業と行事指導と生徒指導によって少しずつ良い方向に変えていった実践の報告と生徒たちの映像に圧倒された１日だった。
　僕の住んでいる秋田県秋田市から青森県八戸市までの移動には、自家用車（＝愛車プリウス）を使用。
　高速道路を通って４時間半弱で移動した。

　セミナー終了後、３名で懇親会にも参加し「充実した１日だったね。」と、帰りの道中、車内で肯き合っていた中、天候が次第に悪化。雪の勢いが増してきた。

　…「増してきた」なんてもんじゃない！

　あまりの豪雪のため、東北自動車道は一部区間、閉鎖。
　僕らは一般道に降りねばならなくなった。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　↑
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（※１）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　↓

　
　更に、気温も下がり始め、フロントガラスは曇りがちになってきた。
　加えて、リア・ガラスに通っている電熱線の熱を上回る量の降雪のため、視界が前後とも狭まってきた。
　おまけに、豪雪のため道路幅も次第に狭まり、対向車とすれ違うのにも神経を磨り減らす有り様。
（この感じ、非東北の読者の皆さんにも、分かっていただけますかね？）

　暗い夜道のこの状況の中、奥羽山脈をまたいで秋田・岩手間の県境越えをするのは、極めて危険！

　…そう判断し、日帰りだった予定を急遽、変更！
　岩手県盛岡市で１泊することを決意した。
　宿泊費が嵩（かさ）むとは言え、身の安全には変えられない。（学生の２人には、若干の「補助」をする。）
　
　とあるビジネスホテルに予約の電話を入れた上で、無事到着。
　チェック・イン後は、運転の疲れも手伝い、ぐっすり眠る。

　翌日（＝今日）の盛岡市は朝の月が見えるほど、気持ちよく晴れていた。
　午前７時台に３人で一緒に朝食をとり、後、チェックアウト。
　盛岡ＩＣから東北自動車道に乗り、北上～横手～大曲～秋田と一気に駆け抜け、学生をそれぞれのアパートまで送り、無事に自宅に戻ることができたましたとさ。
　めでたし。めでたし。（終わり）

　おっと、いけない！
　このブログ、ファッションに関するブログであった。

　この２日間は、たまたまJ.PRESSのスリー・ピースを着ていたのだけれど、そのスリー・ピースの良さを確認できた２日間でもあったぞ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（※２）
　２つの事例を挙げる。

①運転中もカッコウイイ。
　上着を着用したままハンドルを取り回すのは、少々窮屈だ。
　そこで運転中は上着を抜ぎ、後部座席へ「ふわっ」と置く。
　だからどんなに長い時間運転していても、上着にシワが付くことは、あり得ない。
　それに車内は暖房をかけているから、そんなに寒いことはないしね(^o^)。
　ベストの後ろ身頃の生地はポリエステル。長時間、運転席で着座していても背面にシワが付くことは絶対に無い。
　そして、ベストを着ながらの運転は外から見ても、だらしない印象にはならない。
　目的地に到着して、はじめて上着を着れば、背中に醜い着じわが一切無い、一端（いっぱし）の紳士の出来上がりである。

②朝食時もカッコウイイ。
　ホテルの朝食を、どんな服で摂るかも小さな悩みの種の一つである。
　このホテルの朝食会場は１階。
　となると朝食後、そのままチェック・アウトするのがスマートだ。
　すると朝食でもネクタイ着用が望ましい。
　ホテルのグレードにもよるのだけれど、上着を着たままだと堅苦しい。
　そうかと言ってシャツ＋ネクタイだけと紳士っぽくない。
　ということで、ホテルの朝食会場でのベスト着用は、実に上品＆非ＫＹであった。

※１　「豪雪」で検索した結果の画像より転載。
　　　実際の現場の画像を撮影できればよかったのだけど、実際問題それどころじゃなかったんだってばよ！
(by　NARUTO）

※２　写真はスリーピース・スタイルを伝えるためのイメージ画像であって、筆者とは何ら、一切、全く、ちっとも、きっぱりと関係がありません。

※３　翌朝、腹回りが幾分が細くなったような気が…。
　　　危険な道路状況の中での運転は、呼吸量も増し、大脳の活動が活発になるため脳内で大量のブドウ糖が消費される結果、高い痩身効果も期待できるのである（嘘）。

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わった先生のストイック・コーディネート５連発（第２週）

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　このブログにご訪問いただいている、のんさま・ぢゅんこさまに励まされ、「禁欲的」で「控え目」なコーディネートを続けて今週で２週間目。
　今朝も、５日間分のコーディネートを公開します。

①月曜日

○ネイビーブルーのストライプスーツ、
○クレリック・シャツ、
○シルバーグレーの無地タイ、
○紺のニット・ベスト。
　シャツの身頃は細いロンドンストライプ。ネクタイが無地だからシャツやスーツの柄が生きるね。

②火曜日

○ポロⅡ型ネイビーブレザー、
○白ラウンドカラー・シャツ、
○紺シャワー・ドット・タイ、
○チャコールグレーのニット・ベスト、
○チャコールグレーのツータック・パンツ。
　ネクタイは、織りが工夫されていて角度によって斜め縞が浮いて見える。

③水曜日

○ヘリンボーン・ツイード・ジャケット、
○水色ボタンダウン・シャツ、
○紺地に水色と黄色のレジメンタル・タイ、
○グレーのニット・ベスト、
○紺地に水色と黄色のレジメンタル・タイ。
　とにかく寒かった日なので、厚みのある総裏ジャケットを選んだ。
　ジャケットとシャツのカジュアル感がほどよくマッチ。
　あとシャツの水色とネクタイの水色がよく馴染んでいる。

④木曜日　

○黒ストライプⅠ型スリーピース・スーツ、
○白ボタンダウン・シャツ、
○黒地に白のロイヤル・クレスト・タイ。
　この日は、研究発表会１日目。
　昨日も書いたけど、誰に見られても良いように黒を基調にしたコーディネート。
　＜番外編＞で、ダウンジャケットを着用した駐車場係のときの写真も一番下に載っけておくね。

⑤金曜日

○ポロⅡ型・紺のストライプ・スーツ、
○白ボタンダウン・シャツ、
○紺地の小紋・タイ。
　研究発表会２日目。
　対外的に自分の一年間の研修の成果を発表する日。
　ポロⅡモデルはウエストのシェイプがしっかりしてて体を細く「見せる」ことができる僕の勝負服。

＜今週の気づき＞
○ピンクや黄色のシャツじゃなくても、白や青のシャツで自分の気分を切り替えることできるんだな～。
○行事の日でも、自分らしいお洒落が楽しくできて良かった。
○先週書いた原稿に上書きして書いたので、短時間で記事が完成して良かった（そういう事、ここで書くなよ！）。

　今日は青森県八戸市に大学生２名と一緒に自費研修に行ってきます。朝６時１５分に車で自宅を出ます～♪

寒かった～。

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なぜ黒を着る？

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　昨日から、僕の勤務先・総合教育センターで「研究発表会」という行事が始まっている。
　この研究発表会では様々な県内の教育関連の研究発表や実践報告が聞ける。
　そこで国語屋の僕は「国語繋がり」ということで、地元新聞社の男性記者によるＮＩＥについての実践報告を聞くことにした。　

　NIE（Newspaper in Education＝「エヌ・アイ・イー」と読みます）とは、学校などで新聞を教材として活用することで、1930年代にアメリカで始まり、日本では～。

　…などと、くどくど書いても興味をもつ人はそれ程多くないと思うので、ここでは省略する（なんじゃい！）。

　ここはファッションのブログだものね。
　で、僕が感心したのは、男性新聞記者のスーツの着こなしである。

　彼は、黒い２つボタンのスーツに、白いレギュラーカラーのシャツ。そして、黒地に白が混じるチェック柄のネクタイをプレーンノットで締めている。
　上着のボタンは上一つ掛け。
　そして、肩幅もジャスト。
　ジャケットにも、パンツにも、不要な着皺（きじわ）が生じていない。
　そして、ポケットのフラップも、両方しっかり出している。
　ヘアスタイルについても、襟足、もみあげなどさっぱりしていて清潔感があるし、眼鏡も、ややコンテンポラリー感に乏しいとは言え、顔の形によく合ったリムレス（縁なし）を掛けている。（靴は、見えなかった）。
　要するに、ほとんど隙のない着こなしであった。

　当然のことであるが、聴衆のほぼ全員が教師。我々男性教師も彼のような着方を是非見習いたいものだとな、彼の話をしっかり聞きながらも、ちょぴっと思ったのである。
　
　話を続ける。
　別の講演会の取材をしに来ていた同社の女性記者の着こなしを以下に記す。
　黒い短丈のジャケットに黒いタートルネック・セーターを合わせ、ボトムは黒いパンツという出で立ち。
　ヘアスタイルは、所謂（いわゆる）、ポニー・テイル。
　職業柄、当然なのだろうだけど、ナチュラル・メイク。
　時折、メモを取りながら、カメラのシャッターを切っていた。（靴は、見えなかった）。
　一言で言うと、活動的なスタイルだ。

　男性記者と女性記者の双方に共通して言えるのは、黒を基調にしたコーディネートで、ちょっと見、「隙がない」ということである。

　なぜ、彼らは黒い服を好むのだろうか。

　まず、言えるのは、黒は、物理的に最も反射の少ない色であるということだ。
　つまりは、視覚的に「目立たない」のである。
　新聞記者などは、その典型で、彼や彼女が目立ってしまっては、取材「される」側が変に意識してしまうだろうから、よろしくないのである。
　職務上、彼らは「透明人間」のような存在でなければならず、かと言って「透明」であることは物理的に不可能なのだから、心理的に目立たない黒を着るというのが彼らにとって次善の策なのであろう。
　最も分かりやすいのが、歌舞伎や人形浄瑠璃の黒子（くろこ）だろうし、広く言うと飲食店の従業員などがそうだろう。
　目立ってはならない立場の者には、黒を着ることが求められるのだ。

　
　次に、黒はメッセージをあまり発信しない色だということが言える。
　着る側の、意識・無意識に関わらず、色は常に何かのメッセージを発信している。
　僕の勝手なイメージで書くのだけれど、例えば、赤は「情熱」、青は「冷静・沈着」、黄色は「親しみやすさ」、桃色は「優しさ・愛情」、緑は「協調性」を象徴する。などと言っても、それほど的はずれな印象は受けないでしょう。
（これ、『秘密戦隊ゴレンジャー』のイメージね。）

　そうそう。ゴレンジャーと言えば、対する敵の組織の名が、「黒十字軍」だ。この論旨で行くと、黒＝「悪」になっちゃうと少々困る。ここでは「黒」＝「日陰者」のイメージということで話を進めて行こう。

　三つ目には、白と「真逆」で、黒は染まりにくい色であるということが挙げられる。
　裁判官の法衣は黒であり、これは、「何ものにも染まらないという決意の色」であるらしい。（※１）

　別の言い方をすると、黒は権威付けの色だとも言える。
　新聞記者の場合には、「不偏不党」が信条の筈。
　「公正中立」「公明正大」を印象づけるためにも黒はふさわしい色であると言えるだろう。
　ボクシングやプロレスのレフェリー、野球の審判などが黒、または濃い色を好んで着るのも、このためかもしれない。

　最後になる。
　要するに、黒がもてはやされるのは黒を着ている人を嫌う人は滅多にいないからではないかと思う。
　僕がかつてお会いしたことのある職種で言うと、銀行員や保険の外交員、情報システム・エンジニアの方々はまるで制服のように黒を着ていたし、一生懸命に、笑顔で対応してくれたものだ。
　接客業やリクルーターが黒を好んで着るのは、お客様や雇用主から不要な色遣いをして「嫌われる」ことを避ける注意深さがあるためではないかと考える。（※２）

　かくいう僕も、昨日は黒を基調にしたモノトーン・コーディネートで決めた。（※３）
　理由は簡単で、昨日のような色んな人の入り交じる公的な場だと、どこでどんな人に出会ったり、見られたりするか予想できないからだ。
　黒は、物理的にも精神的にも、堅固な「守りの色」なのだと僕は認識している。

　ところで、もしもの話。
　ここまで延々と、偉そうに論じておきながら、前述の新聞記者さん２人に直接、取材をしたところ、
「たまたま同じ日に、二人の色が、かぶっちゃったんですよね～。」
とか、
「汚れが目立たない便利な色なんですよね～。」
とかの返事が来たら、一体、僕はどうしたらいいのだろうか～！　＜（"0"）＞.

※１　法廷の衣装 - 刑事で生きるブル弁 - Yahoo!ブログ　より。
※２　こうやって書きながら、はっと気付いたことがある。
　　　我々教師が、日頃付き合っている人を時間の多い順に列挙してみると、
　　　①生徒　②教師　③保護者　④教材屋さん…と続く。
　　　全て学校関係者だ。
　　　このような交流関係の狭さに、我々教員のファッションセンスが伸び悩んでいる原因があるような気がしてならない。
※３　今週一週間のコーディネートは明日の朝、アップの予定。
　　　どうぞお楽しみに(^o^)！

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僕の××を紹介します

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　お待たせしました。（誰が？）
　今日は僕の手持ちのビジネス・コートを紹介します。
　タイトルに引かれた来てくださった方。別の「何か」を期待して来てくださった方。がっかりさせてしまってゴメンナサイ（>_<）
　最後までお付き合いいただけますと幸いです。

１　トレンチ・コート
　「トレンチ（塹壕）」の名前は、このコートが第一次大戦で多く生じた泥濘地での塹壕戦で耐候性を発揮したことによる…なぁんて感じの蘊蓄（うんちく）は、他のサイトで読んでね(^o^)
　ダブルの前合わせと、ベルトが特徴のコットン製のコート。

　裏地にウール製のライナーが付くので、冬はこれを付けて着るし、春にはこれを外して着られる。また雨の時には、レインコートとしても着られる「３シーズン用のコート」ってのが売り文句なんだけど、そういう着方をしている人を実際には見かけない。
　僕の場合も、もっぱら冬のコートとして着ている。

　バーバリー社製。
　正直、奮発した。

　でも退職した後まで着る気でいるから、文句は言わせない。（誰に？）
　流石（さすが）に元祖だけあって、首回りのチン・ストラップや肩のエポレットなどの各部の作りが実に丁寧。

　そして、裏地のチェックがご威光を発している。
　そういうコートなので、例えば、同窓会会場のホテルのクロークに預けるときなどに威力を発揮する。（どんな？）
　このコートを着ると、すれ違うホテルの従業員のお辞儀の角度が通常より５％ほど増す（嘘）。
　ということで、靴や鞄もそれなりの物を合わせないとコートに「位負け」する。
　くれぐれも踵の禿（ち）びた靴など履かないようにしたい。

　このブログは提灯持ち記事ではないのではっきり書くが、実は着るのが面倒臭い。
　ダブルブレストなので、ボタンは余計にかけなきゃいけないし、ベルトを締めるのも手間だ。
　ベルトは薄くて幅があるので裏返りやすいし、おまけに裏返ったままだと目立つし、みっともない。
　とは言え、きっちり着ると「決まった」感が演出しやすいことも事実。
　ベルト穴は数㎝感覚で空いているので、体型や下に着ているスーツの厚さによってウエストの微妙な絞りの調整もできる。そういう意味ではセクシーなコートとも言える。

　しっかりした革製の手袋も、実用かつ演出の小道具してお忘れなく。

　これを着ていたところ、年配の方から、
「どうしたの？今日はトレンチなんか『着込んじゃって』。」
と聞かれた。
　どうも、特別な日に着るコートに見えるらしい。
　同社のチェック柄のカシミア製マフラーと合わせると「いかにも」感が高まる。

　このコーディネートで周囲に好かれるか、嫌われるかは、ご本人のキャラクター次第。
　そういう意味では、ある種、「リトマス試験紙的」なコートとも言える。
　このコートに、センター・クリース（中折れ帽）を合わせる度胸は、今の僕には無い。
　
２　バルマカーン（＝ステンカラー・コート）
　J.PRESSのウール製のバルマカーン。
　ラグラン・スリーブ。シングル。比翼仕立（ひよくじたて）。
　冬季用。
　色はチャコールグレー。

　前述のトレンチ・コートと打って変わって、着るのに何の気負いも、衒（てら）いも、いらない。
　打ち合わせがシングルなので、さっと着られるし、さっと脱げる。
　着る場所も選ばないし、場面も選ばない。
　さっき「ウール製」と書いたが、実は10％ほどカシミアが混じっている。
　このコートを買って間もない頃、当時の学年主任だった先生（＝女性）の目に留まる場所に、こいつを置いておいたら、彼女が、やおら、このコートを触りだした。
　「K先生！何するんですか？！」
　

　…以上の２着が、どこに着ていっても恥ずかしくない代表的な僕のビジネス向けコートでした。（続く…（かも知れない）。）

　ところで。
　今日から明日にかけて、僕の職場である総合教育センターでは、年に１度の「教育研究発表会」という大きな行事がある。

　僕は今日、駐車場係ということで来場者の車の誘導と駐車指示を行う。
　当然のことではあるが、この仕事、屋外で行う。
　
　予報によると今日は冬型の気圧配置の影響により断続的に雪が降り吹雪く所もある、とか。
　僕の町でも予想最低気温がマイナス６℃で最高気温がマイナス３℃。
　この条件で朝数時間、夕数時間に及ぶ立ち仕事をする。
　トレンチやバルマカーンでは、少々（というか、かなり）力不足。
　仕方ないので、頭にはニット帽。そして、ダウンベストの上にダウンジャケットを「着込む」という肉襦袢（にくじゅばん）的スタイルで「戦地」に赴きます。
　では、行ってきます∠(^へ^)

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雅子妃に学ぶ　～靴磨きの効用～

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　先日、父親から、
「お前の車の冬タイヤのホイール。錆びていて、みっともない。何とかならんか。」
と怒られた。
　学校の先生のタイヤのホイールが錆びていては、隣近所への世間体が悪いというのが父の意見である。
　でも、父には悪いんだけど、僕はこういうことは、ちっとも気にならない。
　ホイール自体はちゃんと機能しているんだから問題ないというのが僕の見解だ。
　むしろ、車については、過度に磨きたてたり、新しいパーツにこだわったりするのは、上品な行為からは縁遠いんじゃないか思うときすらある。
　理由はうまく言えないけれど。
　車で自己表現をしようという気がないんだろうな、多分。

　ふと、皇太子徳仁親王妃（こうたいしなるひとしんのうひ）の雅子様のことを思い出す。
　以前、雅子様が外務省にお勤めになられていた頃、ご通勤にはトヨタ社のカローラⅡという小型乗用車をお使いになっていた。
　僕の記憶では、色はグレー。３ドアのハッチバックタイプではなかったかと思う。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（※１）

　僕が言うのも何だけど、キャリア組のお立場にもかかわらず、実に控えめで、慎ましやかであるな～と思う。
　その代わり、雅子様は、靴の踵はマメに交換されていたようである。
　新規購入よりは、修理というお考えだったのかもしれない。

　再び、僕の話に戻る。
　休日に靴を磨く。
　そのときに気付いたことを簡潔に以下に記す。

　○踵が左右均等に減っている
　　→歩き方に偏りがない。
　○踵がそれほど減っていない。
　　→踵を引きずることなく、丁寧に、静かに歩いている。
　×表面に塩が浮き出ている。
　　→水たまりを避けずに、乱暴にそこを通った。
　×履き口がめくれてきている。
　　→靴べら使わず、慌てて履くときがある。

　物は正直だ。持ち主の行動を素直に映し出す。

　悪いところを見付けたら、早めに修理に出すといい。
　これは、歯の治療と同じこと。
　悪い箇所は放っておいては絶対に治らない。早めの「治療」が結局「お得」なのだ。

　昨日、靴を買ったという話を書いた。
　買ったばかりの靴は、いきなり履かず、事前に全体にクリームを塗ってからにすると「持ち」がまるで違う、と何かで読んだ。
　それ以来、僕はどの靴でもそうしている。比較のための対照実験はしてないけれど、当たっていると思う。
　当然、女性用の靴も同様である。参考になればと思って書いた。

　修理したり、手を入れたりしながら物を最後まで大切に扱うというお話は、皇后美智子様をはじめ皇室のエピソードとして、よく聞く話だ。
　吝嗇（りんしょく）や倹約とは全く別次元の話だと思う。

　物を丁寧に扱える方（かた）は、人にも丁寧に接することができる方ではないだろうか。
　最後の最後まで物とつきあえる方は、人との縁を生涯大切にできる方なのではないだろうか。
　そんな気がする。
　靴を磨きながらだって己（おのれ）を振り返ることができる。
　自分に対して謙虚であったか、他人に対して優しくできたか、物に対して慎ましくあったか。
　手入れをしながら、そんなことを振り返ることができる。
　
　こうやって書いているうちに、ホイールの錆を落とすため、せめてヤスリがけだけでもしとかなきゃなと思えるようになってきました。
　素直に、謙虚に。
　そして、できることなら上品に、僕はいきたい。

　そう言えば愛車・プリウス（＝初代）とも、何のかんのと１１年来のつきあいになる。