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ネットブック DELL Inspiron Mini 10v UbuntuモデルにWindows XPを導入

ネットブック DELL Inspiron Mini 10v Ubuntuモデル
今月、DELLの期間限定キャンペーンにより、ミニノートPC(ネットブック)が手ごろな値段で購入できる時間帯がありました。

バッテリを3セル→6セルバッテリ(+5,250円)にカスタマイズしてもなお、2種類のクーポン適用で9,524円引き、送料手数料全て込み総計25,230円だったので思わず買ってしまいました。
納品書

バッテリを変更しなければ2万円。クーポンは数時間で締め切られました。
Dellのキャンペーンクーポン

製品仕様

【CPU】 インテル(R) Atom(TM) プロセッサー N270 (1.6GHz,512KB L2キャッシュ, 533MHz FSB)
【OS】 Ubuntu 8.04 (DELLカスタマイズ版)
【ディスプレイ】 10.1インチ TFT WSVGA 光沢液晶ディスプレイ (WLED) (1024x600)
【メモリ】 1GB DDR2-SDRAM メモリ
【ハードドライブ】 8GB SSD (ソリッドステートドライブ)
【光学ドライブ】 無し
【ビデオ】 インテル(R) GMA950グラフィック (チップセット内蔵)
【サウンド】 HDオーディオ準拠, ステレオスピーカ (1Wx2)
【キーボード】 日本語キーボード
【Webカメラ】 130万画素ウェブカメラ搭載
【ワイヤレスLAN】 DELL Wireless 1397 内蔵ワイヤレスLAN Miniカード (802.11b/g)
【Bluetooth】 無し
【カラー】 オブシディアン・ブラック

添付品

OSはLinuxディストリビューションの一つであるUbuntuモデル。
mini10vの付属品

Windows XPを選択せずにUbuntuモデルにした理由

各サイトで調べたところ、DellのサイトからXPモデル用の各種ドライバを拾って来ることにより既存のOSを消去してWindowsXPを導入・正常動作させることが可能とのこと。

ただ、CDドライブが無いためUSB式のCDドライブやUSBメモリなどからのインストールとなるわけですが、非公式だけあり特別な手順が必要でさらに途中で失敗すると作業が途中からやり直しになります。

初めからWindows XP化することを目的として安価なUbuntuモデルを選択しました。

USBからブートできるようにする

Mini10vの電源投入後間もなくF2キーを押しBIOS設定からブートデバイスの変更。USB Storageを一番上に持ってきます。
ブートデバイスの変更

Windows XP 更新ファイルなどの統合

nLiteで更新ファイルやドライバを統合できたり容量を減らしてスリム化できるそうですが、スリム化以外は導入後でもできるので飛ばしました。


ツールを使ってUSBメモリにOSデータファイルを格納

ツールはUSB_MultiBoot_10を使用。

デバイスは今回、2GBのmicroSDをUSB化したものを使用。ここでの注意点として、USBメモリ上の $WIN_NT$.~LS フォルダは1度インストールを行うと消えるので、完成したらフォルダ丸ごとバックアップを取っておくことをおすすめします。
Windows XPが入ったUSBメモリを作成


OSデータ導入済みUSBメモリをMini10vに挿入して電源投入

ブート画面で1番を選択するとセットアップ画面に移行します。
既存OS領域以外にもパーティションがありますが、それらを全て削除して、新規インストール。

システムファイルがコピーされ自動再起動後、ブート選択画面で必ず2を選択
待ち時間がタイムアウトするなどしてデフォルトの1を選んでしまうと失敗します。OSをインストールするにあたってコツが必要なのは少々疑問ですが、非公式だからと割り切りましょう。

ユーザ名などはツールで設定済みなので、自動でセットアップ完了しWindows XPが立ち上がる所まで行きます。USBメモリ経由などでドライバをインストールしてネットに繋がるようにしたら、電源を切ったり再起動したりせずにWindows Updateを畳み掛けで行うのが重要ポイント。
Windows Update

私は一度、OSが立ち上がったことに満足し、簡単な設定最適化を施し再起動を行ったがためにUSBメモリへOSデータ導入のところからやり直しになりました。

DellのサイトからWindows XP用ドライバのインストール、設定最適化、軽量作業など

たくさんありますが、最低限 VGA、サウンド、チップセットは優先。
ドライバのインストール


感想

・ネットブックを初めて購入したので基準は不明ですが、動作速度は想定よりかなり早め。記憶装置がHDDではなくSSDであることと、不要アプリケーションが入っていないWindows XPのせいかメモリ1GBもあれば十分快適に動作しました。Officeの起動も迅速。

・スクリーンショットを見てもらえば分かりますが、解像度は1024*600なので、VGAサイズ(640*480)のウインドウでも画面の大半を占めます。

・カラーがブラックの場合、指紋が付きます。(敏感な人は注意)

・タッチパネルについては、慣れないと使いづらいです。クリックする場所も効果が発生し、びゅんびゅん飛ぶためダイアログの選択肢「はい」を押すだけでも初めは苦労します。

・私はモバイル回線があるので、DSのWi-Fi USBコネクタを挿すことでどこでも多数の人にWi-Fi通信環境を提供できるようになったことや、他にもMini10vに搭載されている130万画素のカメラと活用することで、例えばイベント会場などの様子をネットで実況動画配信などといった使い方も可能になりましたが、実際には使う機会はないと思います。

このネットブックを購入しようとする人へアドバイス

UbuntuモデルはDellの直販だと29980円ですが、バッテリをカスタマイズしたせいか納期は2週間くらいかかりました。ヤフオクで相場を見たところ、現在も業者が直販より安めに何度も出品しているようです。Ubuntuモデルは人気がないのでしょうかね。

「手持ちにWindows XPライセンスが余っているディスクがあり、手動でインストールする手間がかかっても構わない」のであれば、オークションを活用することで現在でも2.5万くらいでこのネットブックを入手できるかもしれません。

ただ、ネットブックが本当に必要か十分に考えて購入することをおすすめします。
私はメインPCもノートなので、恩恵がほとんどないことに気づきました。

大変参考になったサイト

私と同じように、安価なLinuxディストリビューション系OSが搭載されたネットブックを手動でWindows XP化を試みたい人はこちらの解説ページが丁寧なので参考になります。
http://orz.kakiko.com/kaeru/usbboot/install_xp_from_usb_memory.html
http://project-r.org/eeepc/xpinst-from-usb/
投稿者:KM(管理人) 投稿日時:2009-08-30(日) カテゴリー:コラム/解説 - TB(0)
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