岡山放送局

2010年2月22日 0時11分更新

津山市長選 新人宮地氏が当選


任期満了に伴う津山市の市長選挙は21日投票が行われ、新人の宮地昭範氏が現職を破って初めての当選を果たしました。

津山市長選挙の開票結果です。

宮地昭範、無所属、新、当選、2万7198票。
桑山博之、無所属、現、2万1063票。
津山市の市長選挙は、新人の宮地氏が現職の桑山氏を破って、初めての当選を果たしました。

宮地氏は61歳。
高校を卒業後、昭和42年に津山市役所に入り、教育委員会参事や環境福祉部次長を務めました。
去年、市役所を定年退職しましたが、これまでの行政の進め方や人事のあり方を改善したいと今回の選挙に立候補しました。
宮地氏は「多くの人からの支持をもらい非常に身の引き締まる思いです。津山市の取り巻く環境は厳しいですが、みずからの報酬を3割カット、退職金を5割カットし、多くの市の事業を徹底的に見直するなどの行財政改革を行っていきたい」と述べました。
一方、落選した現職の桑山氏は、「津山市の未来をつくりたいという自分の訴えが有権者に十分届かなかった。市政の改革はまだ途中で、やりとげることができず、たいへん残念だ。しかし、4年間の任期中に新しいごみ処理施設の建設の道筋をつけるなど成果もあったと思っている」と述べました。