2010年2月22日 0時11分更新
江戸時代に宿場町として栄え、参勤交代の大名も宿泊した、矢掛町の「矢掛本陣」を走るマラソン大会が21日、開かれました。
「矢掛本陣マラソン全国大会」は矢掛町が毎年、開いているもので、ことしは6歳から97歳までの1600人余りが参加しました。
21日は、距離別に5つのコースが用意され、ハーフマラソンの「飛脚コース」の選手たちから順番に、ピストルの合図とともにスタートし、健脚を競いました。
コースには、江戸時代、参勤交代の大名が宿泊したことで知られる、国の重要文化財「矢掛本陣」前の旧山陽道も含まれ、選手たちは江戸時代の風情を伝える白壁の宿場町をさっそうと駆け抜けていました。
また、沿道の給水所では、地元の人たちが「頑張って」と声をかけながら水の入った紙コップを差し出していました。
広島県福山市から参加した50代の男性は、「道が平らで走りやすく、沿道の応援もよかったです。また来年も走りたいです」と話していました。