岡山放送局

2010年2月22日 0時11分更新

旧正月に「春の七草」観察会


旧正月にあわせ、セリやナズナなど「春の七草」を観察し、おかゆに入れて食べてみようという催しが21日、和気町で開かれました。

この催しは、和気町にある岡山県自然保護センターが、2月14日の旧正月にあわせ、昔ながらの風習にのっとって「春の七草」を味わってみようと開きました。
21日は親子連れなどおよそ70人が参加して、はじめにセンターの田んぼのあぜ道などで、芽吹き始めた春の七草を観察しました。春の七草は、「セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ」の新春を代表する7種類の野草をさします。
集まった人たちは、センターの指導員から、水辺に生えるセリと毒のあるキンポウゲ科のキツネノボタンの見分け方や、ゴギョウをさすキク科のハハコグサと、葉の形が似ているチチコグサの区別のしかたなど教わっていました。
そして観察のあとは、七草がすべて入ったおかゆを味わいました。参加した人たちは「香りがよく、とてもおいしいです。昔ながらの風習を大切にしたいですね」と話していました。