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北野誠『毒舌封印』で10カ月ぶり復帰

 自虐ネタを織りまぜた漫談で仕事復帰した北野誠=大阪・通天閣劇場TENGEKI
 自虐ネタを織りまぜた漫談で仕事復帰した北野誠=大阪・通天閣劇場TENGEKI

 担当していたラジオ番組で不適切な発言をしたとして、昨年4月から無期限謹慎中だったタレント・北野誠(51)が20日、大阪・通天閣劇場TENGEKI(大阪市浪速区)の興行で約10カ月ぶりに仕事復帰した。これまでの毒舌キャラを封印し「謹慎中に相田みつをさんの本を読んだら“いいことはおかげさま、悪いことは身から出たサビ”とあった。本当に、その通り!!」などと自虐ネタを連発し、大きな笑いを巻き起こした。

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 若手3組のネタが終わり、4組目としてスーツ姿の北野が登場すると、約200人の観客から割れんばかりの大拍手が起こった。

 「待ってました!!」「おかえり〜」などの声に包まれながら、深々と頭を下げた北野は感極まったような表情を見せつつも「私が、先日、大スポ(東京スポーツ)裏一面に(復帰ニュースが)載った北野誠です」と芸人らしいツカミ。

 謹慎中に、親交の深い歌手・やしきたかじん(60)から激励を受け、現在たかじんが住んでいる北海道・札幌を訪れたエピソードや、タレント・松村邦洋(42)から「『僕が夜寝る前に読んでる本なんです』と相田みつをさんの本が送られてきた」などの話を披露。

 「本の内容が謹慎中の僕には染み渡る内容でして。“つまづいてもいいじゃない、にんげんだもの”。本当にその通り!!“いいことはおかげさま、悪いことは身から出たサビ”。その通り!!」などと自虐ネタを織り込み大きな笑いをとった。

 また、謹慎中は月ごとで目標を決め、野菜ソムリエや足裏療法士の資格、バイクの免許などを取得していたことも明かした。「バイクの免許をとった時は友達から『誠、いよいよバイク便をやるんか?』と言われました」とさらに自虐ネタで爆笑を呼んでいた。

 最後は「本当にたくさんの方に支えられ、こうやってここに立てていることを素直に喜んでいます。感謝の心を忘れず、一から頑張っていきたいと思います。今後とも応援、よろしくお願いします」と再び深々と頭を下げ、大拍手の中、復帰舞台を締めくくった。

 次の仕事は、関西テレビ「たかじん胸いっぱい」(27日放送分)の収録になる予定。

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