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2009年12月の26件の投稿

2009年12月28日 (月)

我が家に無線LANが

バッファローのWLI-UC-GNを買いました。

こちらです

USBに差すだけで、パソコンを無線LANのポートにしてくれるというありがた製品。
iPhoneを3G通信でしか使えなかった我が家に、死角がなくなりました。

これで来年いっぱいあずマンは戦えます。

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2009年12月27日 (日)

1000円カットの店

化学物質を発生するパーマ液やシャンプーなどを置いてない、化学物質過敏症患者にとり理想の床屋。
それが1000円カットの店なのです。

冬に髪切ると風邪引くことが多いのですが、さすがにちょっと伸びすぎたのでちょっと刈ってきます。

正月は多少でもマシな姿で迎えたいものです。

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2009年12月26日 (土)

今頃になって年賀状

年の瀬も迫ってきている今になって年賀状を印刷しています。

今年はデビューしたことを今までご無沙汰になっている方々にも知らせるために、大量に印刷します。

ああ、カラーインクが足りないな。予備があったはずだけど、どこにやった?
仕方ない。近所の家電屋へ買いに行こう。
ひょっとしたら葉書が足りないかも。

ここまで先送りにしたツケが回ってきました。

来年こそは期日までに年賀状をあげるぞ!

と、ここ二十年同じ事を言い続けています。

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2009年12月24日 (木)

今日はサンタさんのお祭りです

メリークリスマス!birthday

今日はサンタさんがよい子にプレゼントをくれる日です。

この認識で間違いないはず。

ミッション系の幼稚園に通っていた僕にとり、クリスマスとはイエスキリストが生まれた日でありました。
しかし小学校に進むや事情は一変。
同じ幼稚園から上がった仲間以外、誰もイエスキリストを知らなかったからです。
でもサンタクロースは100%知られていました。

そうなのです。イエスは神の子として日本に定着しなかったのです。
一方でサンタクロースはクリスマスの主役として、八百万の神と同じ扱いになっています。
別の宗教の神が祭られることは珍しくありません。
七福神なんて、全員外国の神ですよ。でも、今では立派な日本の神ではありませんか。

今日はサンタさんがプレゼントを配る聖夜です。

「サンタなんていない」と良く言われますが、それは間違いです。

神は信仰する者がいるかぎり、信者にとり間違いなく存在するからです。

具体的には、僕がサンタなのです。そして大人になれば、誰もがサンタになれるのです。

子供たちに夢と希望を。

日本に生まれて良かったと思う今日でした。

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2009年12月21日 (月)

もろもろ

どうも~、あずマンです。

ブログのアフィリエイトに自著だけでなく、短編が掲載されたGAマガジンを加えました。
一度設定したきりだからすっかり忘れていた。
また次やるときも、同じようにごたごたするんだろうな。
あずマンの海馬は平均値の五割程度しか働いていないみたいだから。
(海馬とは、パソコンでいえばメインメモリに喩えれば分かりやすいかも)
同じ間違いを何度もしてしまうという、難儀な性分です。
ああ、周りに迷惑をかけてるんだろうなあ。本人が気がつかない部分とかで。

それに文句をほとんど言わない嫁には感謝しております。

これからクリスマス、忘年会、年末年始と、ごたついていて、更新が途切れることがあるでしょう。
いや、きっと途切れるに違いない。
先回りして謝って起きます。

毎度おいでくださる方々には、失礼いたします。

どうか見捨てることなく、今年中も来年も、どうぞよろしくお願いします。

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2009年12月20日 (日)

自著購入&図書館に献本

そろそろ重版が出回るころと、GA文庫を5冊しか置いていない駅前の本屋で、自著を取り寄せてもらいました。
「魔法の材料ございます」だけで通じた。
2~3週間はかかるとのことだったけど、一週間もたたないうちに連絡が入って、今日取りに行きました。
そうしたら、見事に初版本でした。
まだ初版は在庫があるみたいですね。
ネット書店で取り寄せから在庫ありに変わったのも、出版社に残っていた初版本が出回ったからでしょうか?
そうすると、重版本が出回るのはまだ先のようですね。

で、店員さんに「これ、僕が書いたんです」と言ったところ、「凄いですね」と薄い反応。
あらら、残念。

図書館に置くなら、初版で終わったと思われるより、重版がかかったと思われたいな。
と、見本誌でもらった1巻と2巻を手に図書館へ。
将来初版本は価値がつくけど、2刷は別にそんなことはないから、手元に1冊ずつあれば良いし。
そこで「著作が刊行されたので献本に参りました」と司書さん(戦わないぞ)に差し出したところ、礼状をくれるとのことでした。

これで少しでも多くの人に読んでもらえればいいな。

そして化学物質過敏症のことを知ってもらいたい。

皆さんにも、地元の図書館に購入希望とか出してもらえると嬉しいです。

1冊売れることより、10人に読まれることの方が嬉しいあずマンからのお願いでした。

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2009年12月19日 (土)

GAマガジン発売されました

GAマガジンvol.3が本日発売されました。
土曜日なので、昨日手にした方もいらっしゃるかもしれません。

で、どうでした? 魔法の材料ございますドーク魔法材店三代目仕入れ苦労譚の短編。

実は、嫁に速攻ダメ出しされて凹んでいるあずマンです。

編集さんより厳しい。
真の敵は背後にあり……

今日は大笑いできるラノベでも読んで寝よう。

他社さんになりますが、橘公司著の「蒼穹のカルマ」帯の4コマですでに吹いたあずマンです。
きっと大笑いできるでしょう。

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2009年12月18日 (金)

たまにはゲームの話など


ブログネタ: あなたはFF派? それともドラクエ派?参加数

最近はゲームには手を出さないようにしているあずマンですが、ファミコン、スーパーファミコンの時代は廃人になりかけるくらいやりまくりました。
特にRPG。
そして最初にやったRPGがドラゴンクエストだったのです。
敵は竜王ではありませんでした。
最強の敵それは

ふっかつのじゅもん

ドラクエ2が出て、最強の敵はさらにパワーアップ。もはやハーゴンなんて通過地点でしたよ。

だからメモリ搭載のファイナルファンタジーは衝撃でした。
なんでこんなに簡単に続きができるの。
涙が出るほど嬉しくて、パーティーを変えて何度もやりました。

どちらかが発売するたびに入手に苦労したのも良い思い出です。

思い出は美しいままに。
またぞろゲームに手をだしてはまったりしないよう、自重自粛の今日この頃でした。

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GA文庫1月発売の表紙絵公開

GA文庫の1月発売予定の表紙画像が公開されました。

例によって歴戦の先輩方はスルーして、第1回GA文庫大賞受賞者仲間をピックアップして紹介します。

まずはノブレス・オブリージュ2巻
こちらです。

お、新キャラですか? それとも1巻に出てきたあの娘? 気になるところです。

そして理の守護神様2巻
こちらです。

おお、これはきっと1巻で出てきたあの娘ではないでしょうか?
画像初公開?


どちらも楽しみです。

来年も、GA文庫をよろしくお願いします。

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2009年12月17日 (木)

冬コミ行きますか?

皆さん、冬コミには行かれますか?

冬コミが何か分からない方を放置して、話を進めさせていただきます。

ちなみにあずマンは行きません。
だって人混みですよ。
しかも冬ともなれば、コートを着込んだ人に取り囲まれること必至。
そうなれば、防虫剤の成分が辺り一面たちこめて……化学物質過敏症患者には死の空間となるでしょう。

かと言って夏なら良いかと言えば、夏は制汗剤の嵐です。
やはりコミケにあずマンは行けない体なのです。

ですから行かれる方々に、これだけはお伝えしておきます。

ぜひ、こちらへどうぞ。

特にポリニャル奈ファンにはたまらないグッズが待っています。

ポリニャル奈とは何かって?

ポリフォニカシリーズ
這い寄れ!ニャル子さん
織田信奈の野望
を合わせたものです。

ええと、魔法の材料ございますドーク魔法材店三代目仕入れ苦労譚のグッズは今回はないようですね。

とりあえずナンバー「231」、GA文庫&ゲーマガブースが合い言葉だそうです。

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2009年12月16日 (水)

4000人様、いらっしゃいました

ブログの来訪者が、4000人を超えました。
いつもいらしていただいている方も、初めての方も、ありがとうございました。

そして今日は重版の見本誌も来ました。

03

奥付で「初版第二刷」を確認。
重版したんだなあ、と実感しました。

お買い上げいただいた皆様に心から感謝を。

さて、地元図書館に寄贈するかな。

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2009年12月15日 (火)

日販のランキングに載りました

今まで知らなかった(要は検索に引っかからなかった)のですが、日販で文庫の週間売り上げランキングがあるようですね。

日販文庫本売り上げランキング

2009/12/14掲載 日販調べ

>248 魔法の材料ございます 2 ドーク魔法材店三代目仕入れ苦労譚 葵東

発売から一ヶ月、村上春樹や東野圭吾という大御所と並んでこれは健闘ではないでしょうか?

ライトノベルのトップは

>2 彩雲国物語 暗き黄昏の宮 雪乃紗衣

さすが彩雲国ですね。強い。実に強い。

ライトノベルの頂は遙か高みです。


話は変わりますが、GAマガジンが編集部に届いたとのこと。
GA文庫blogで報告されています。

もちろん魔法の材料ございますドーク魔法材店三代目仕入れ苦労譚の短編も載っております。

でも短編でハンマー編集長のお薦めは「蒼海ガールズ」だそうです。

皆様、蒼海ガールズのついでに拙作もよろしくお願いします。

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2009年12月14日 (月)

格好良い宣伝

どーもー、新前物書きのあずマンこと葵東です。

今回は新人賞受賞者のデビュー作についてひと言いわせてもらいます。

明月さん、羨ましいです。
こんな格好良い宣伝を、GAグラフィックHPにあげてもらえるなんて。

第1回GA文庫大賞最大の問題作って差別化が激しいんじゃありませんか?

妬み度120%で言っちゃいますよ。

この際だから、拙作「魔法の材料ございます ドーク魔法材店三代目仕入れ苦労譚」もキャッチフレーズ作っちゃうぞ。

ええと、第1回GA文庫大賞最大の……王道作品……?


ええい、興味のある人はこちらもどうぞだ。

月見月理解の探偵殺人
著者:明月千里
イラスト:mebae

すでに店頭に並んでいるらしいけど、明日が発売日だ。

純愛を探せ!3 もよろしく!

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2009年12月13日 (日)

ダブル受賞&同時発売

2レーベルでダブル受賞&ほぼ同時発売という、凄い新人さんがデビューしました。

三門鉄狼さんです。

新人作家仲間ですが、このデビューは衝撃的です。

1冊目はMF文庫Jから「ラグナクラウン」です。
第5回MF文庫Jライトノベル新人賞〈佳作〉受賞
稀代のバカ、姫の騎士〈つるぎ〉となる。

Ragna1
 
こちらは読了しました。
バカが騎士になるべく、姫にセクハラをしつつ奮闘するという物語です。
痛快です。
毒舌メイドマツダが個人的にお勧め!
 
 
 
2冊目はメガミ文庫から「集団美少女戦士キューティー・パンツァー」です。

メガミノベル大賞 銀賞受賞作
 史上最多!? 1023人のヒロインが大活躍!

091113_2
 
 
 
 
 
 
 
作者のブログは「三門鉄狼のとっちらかりブログ」です。

よろしかったらお立ち寄りください。

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2009年12月12日 (土)

図書館、その大切な存在

あずマンは小学校入る前から図書館に通っていた図書館っ子でした。
家が貧しく、あまりオモチャを買ってもらえなかった当時、図書館の本は一冊一冊が大切な宝物でした。
「その人を知るには書棚を見るとよい」との言葉もありますが、中学高校時代は僕の書棚は間違いなく図書館でした。家の書棚は古本屋で買った漫画やSF小説、軍事物などが主でしたから、それで人となりを判断されるといささか偏っていたりもします。なぜなら僕は図書館に置いてない本を古本屋で買っていたからです。
小説を書くきっかけになったのも、図書館の本でした。「小説工房」という本で、プロ作家がパソコン通信上で指導するというノンフィクションと、その結果の作品集でした。それでパソコン通信に入会し、それで修業を始めたのでした。
図書館が無ければ、間違いなく葵東は生まれませんでした。
そして図書館の大事なところは、絶版された本との出会いの場ということです。
僕の大好きなライトノベルで、アニメ化された人気作品がありますが、絶版されました。図書館でなければもう読めません。そういった名作との出会いの場が、図書館なのです。

とある書評家が、自分の著書を図書館に置かれるのは「読者が取られるので著作権に反する」とか言ったそうです。
この人は、自分の本が絶版になることを考えてないのでしょうか? それとも初版しか売れない人なのでしょうか?
つねに自分の本が書店に並んでいると思ったら大間違い。そんなのは一部の大家と、過去の名作だけです。
無名な著者の無名な作品は、一週間もすれば書店から消えます。ひどいものだと、書店に並ばず、そのまま返本されるケースもあるそうです。
ですから図書館に置いてもらえると、著者としては非常に嬉しいのです。
自分の作品が手にとってもらえる。読んでもらえる。
ましてやあずマンは収入よりも、化学物質過敏症の周知の方を優先しています。
重版かかったら、それを地元図書館に寄贈しようかと思っております。


読んでもらえること、それが何よりの喜びです。
図書館に幸あれ。

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2009年12月11日 (金)

ATOK2009を導入!

あずマンは日本語変換ソフトにATOKを使っています。
今まではATOK15を使い続けていました。
変換は確かだし、間違った用法を指摘してくれる親切機能もあって、ずっと使い続けていたのです。
しかし、最近のATOKはかなり進化したようです。
辞書と連動して、辞書ソフトを使わずに意味検索や、類義語などが調べられるし、英和・和英にも対応。
さらに、メインパソコン用に加えて、ドライブがないサブノートパソコンにもダウンロードできるという親切さ。
つまり、ライセンスが2つ用意されているのです。
という情報を、Twitterで先輩ラノベ作家の方から教わりました。

さっそく買いました。
いそいそとインストール。そして再起動。立ち上がって喜んでいたら、エディタで使えない。うそ? 念のために一太郎を起動したら、これでも使えない。
同じジャストシステムなのに?

打つ手がないので、もういちど再起動したところ、今度はちゃんと作動しました。
まずは一安心。

で、ついでバージョンアップをダウンロード。
ソフト起動。エラー。なぜに?
何度やってもエラー。
しかも初めて見るエラー内容に呆然。
ジャストシステムのFAQでも載ってないエラー内容に、打つ手無し。
もう一度再起動しようかと思って、最後にもういちどクリックしたら、動き出した。
なんだ?
まあ、無事にバージョンアップも終了し、現在はサクサク動いております。
これで執筆効率が3ポイントは上がったな。
これで勝てる。

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2009年12月10日 (木)

魔法の材料ございます、立ち読みできます

Amazonさんには「なか見!検索」というサービスがあります。

本の中身をちょっと見られるという、書店で言うところの立ち読みができるわけです。

魔法の材料ございますドーク魔法材店三代目仕入れ苦労譚1巻で、そのサービスの提供が始まりました。

該当作のページから、サシャの画像をクリックすればページに飛びます。

魔法の材料ございますドーク魔法材店三代目仕入れ苦労譚

クリックすると、こちらのページに飛びます。表紙から順に目次、序章、第一章の冒頭部、裏表紙まで。

なか見!検索

この続きが気になりましたら、ぜひそのままAmazonでご購入ください。

1巻を読み終えたら、2巻もどうぞ。

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2009年12月 9日 (水)

化学物質過敏症ゆえにメジャーを目指した

 幸いなことにGA文庫でデビューできたあずマンですが、メジャーデビューにこだわったのは理由があります。

 また長文になりますことを、あらかじめお断りしておきます。短くまとめる才能も必要だとは思っておりますが、どうかご容赦を。


 小説を書くことと、ライトノベルを目指したことについては、GA文庫の著者インタビューで語っておりますので、ここでは重ねて申しません。

GA文庫:新人情報局

 小説を書くこと自体は、脳内のキャラクターを火葬場で灰にするのが惜しかったからです。可愛い子を社会に出してやりたい、それが一番のモチベーションです。
 その発表方法ですが、 同人誌とかネットで公表するなどもあります。でもメジャーデビューを目指したのには、強い理由があります。
 印税生活?
 それは副次的なものです。印税は住宅ローンの返済に多大に役立っておりますが、それは結果論であり、目的ではないのです。
 それは、僕の体調にあります。
 プロフィールにあるように、僕は化学物質過敏症を患っております。化学物質による体調悪化を条件付けされたゆえ、極わずかな化学物質にも過敏に反応して体調を悪くしてしまう、やっかいな病です。化学物質から離れて、条件付けが解けるのを待つしかありませんが、それとて有害な物質への感度を下げただけで、根本的な解決には至りません。
 現在の社会は化学物質が蔓延して、単体では人体に影響がない物質でも、複合汚染によってどんな害があるかは不明なのが現状です。このまま化学物質が増えていけば、いずれは多くの人々が被害を受け、場合によっては遺伝子に悪影響を及ぼし、子孫にまで影響しかねないのです。
 この環境悪化に対して人類という種族として警告を鳴らしているのが、化学物質過敏症患者ではないかと思っています。
 しかし、ほとんどの人にとっては別世界のこと。他人事なんです。しかし僕は思うのです。最近の鬱病患者の増加の一部は、化学物質過敏症なのではないか、と。
 化学物質過敏症と分かるまで、僕は大分遠回りをしました。精神科へ通ったのもその一例です。原因不明の体調不良を気分変調症、軽い鬱が長期間続く病だと説明されました。そこで処方された薬を飲んでも、一向に体調は改善されませんでした。そのため薬への認識が薄れ、仕事が忙しいこともあって、つい薬を切らしてしまいました。
 そのときは地獄でした。
 とにかく苦しい。何をするのもしんどい。気力が無くなって、立っていられない。息をするのさえおっくうでした。
 駅のホームにいたのですが「この苦しさから逃れられるのなら」と、線路に目を向けました。
 飛び降りなかったのは、小説への、愛するキャラクターへの執念でした。世に出すまでは。
 一歩足を出すのに全身全霊の気力を振り絞らねばなりませんでした。
 なんとか病院にたどりつき、薬をもらってほどなく、苦しみから解放されました。
 これは処方された薬が切れたせいで、脳内物質の快楽物質が一時的に枯渇した、いわば絶対の不幸状態でした。
 鬱病の人は回復時に自殺をしやすいそうですが、それは恐らく、薬を減らしたためにこの不幸状態に陥ったからかもしれません。
 そして、僕が診断されたように、化学物質過敏症でも、内科的に異常が無ければ精神的な病と決めつけられ、誤った薬物治療がなされる可能性は極めて高いのです。僕が生き証人ですから。
 塗装工事の現場で急激に体調が悪化したことから化学物質を疑い、ようやく化学物質過敏症という単語に巡り会えました。そして都内でも数少ない化学物質過敏症外来がある北里研究所病院にて「化学物質により、中枢神経および自律神経の不良」と診断が下りました。当時はまだ化学物質過敏症は病名として決まっておらず、神経の不調として扱われたわけです。
 しかし化学物質から身を避けると体調は上向きになり、都心から郊外に引っ越した時、劇的に回復しました。

 僕は生還した者ですが、都会の、それも新築の家や職場にいる人、煙草を吸う人、塗装を行う人、書店員など、あるいは農薬など化学物質を扱う人で鬱状態となったら、一度は化学物質過敏症を疑ってもらいたいのです。
 精神的な病ではなく、化学物質による障害なのかも知れないのですから。
 しかし多くの人はそれを知りません。
 それを、ぜひ知ってもらいたいのです。そのためには、大勢の人に僕の意見を見てもらう必要があります。
 それで話は戻って、メジャーデビューを目指す訳です。
 化学物質過敏症は21世紀の病となります。今までの医療では手が届かない範囲のことです。
 医者は当てになりません。だから、まず多くの人に化学物質過敏症という病気を知ってもらいたい。
 それも、これから大人になる少年少女に。
 
 だから僕はライトノベルの、これから伸びるであろうレーベルを狙った訳なんです。
 ひとりでも多くの人に、化学物質過敏症を知ってもらうこと。それがメジャーを目指した理由なんです。

 長文にお付き合いくださいまして、ありがとうございました。

 もし読者のご両親や知り合いの方で、原因不明な体調不良に悩まされている方がいらっしゃいましたら、一度化学物質を疑ってみてください。木製品やプラスチック、建材、塗料、農薬などから離れると、改善するかも知れませんから。

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2009年12月 8日 (火)

GA文庫12月の刊行ラインナップ

 12月はGA文庫大賞・奨励賞受賞作の中で、選考時に物議を醸した問題作「月見月理解の探偵殺人」が登場。イラストは「AURA~魔竜院光牙最後の闘い~」、「シュガーダーク」などで人気のmebae氏が担当。突然現れた車椅子の美しい少女、月見月理解。彼女の登場で、新たな《探偵殺人ゲーム》の幕が上がる!

「悠久のアンダンテ -荒野とナツメの物語-」の明日香々一氏はGA文庫初登場! イラストは「花守」や「狼と香辛料」でおなじみの文倉十氏。終わることなく蟲を狩り続ける青年と、ちっぽけな少女ナツメ。二人の出会いが、世界を変える――!?

 白瀬修×ヤスのコンビが贈る「おと×まほ」は新章スタート! 幾瀬依(二十四歳)の家に行くことになった白姫彼方と樋野留真。二人は無事に帰ることができるのか!? お風呂にパジャマパーティとイベント満載の第9弾!

 GA文庫大賞・奨励賞受賞作「純愛を探せ!」もシリーズ第3弾が登場! 今回はカルマに隠し子が発覚!? 身に覚えがあるような、ないようなカルマだったが、その少女は左右が金と灰の色違いの瞳と、カルマと同じ魔眼の持ち主で……カルマの純愛、果たしてどうなる!?

 以上、4点のラインナップに加え、12月は「GAマガジン」のVol.3も登場、どうぞよろしくお願いいたします!

GA文庫12月刊行作品


さらにGA文庫2010年1月の刊行予定は以下のとおりです。

くりぽと2 すくすく☆魔法少女塾 小幡休彌 八重樫南

くれは×リミテッド!2 橋村 空 シコルスキー

理の守護神さま。2(仮) 十目一八 すまき俊悟

ノブレス・オブリージュ2 ~成瀬春水の艱難~ 小松遊木 甘塩コメコ

ライトノベルの楽しい書き方5 本田 透 桐野 霞


これからもGA文庫をよろしくお願いします。

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2009年12月 7日 (月)

GA文庫大賞後期の応募数

GA文庫が募集しましたGA文庫大賞後期(締め切り11月30日)の応募数が公表されました。

GA文庫BLOG

なんと、480作品でした。

応募数はレーベルの注目度も意味しますから、嬉しい限りですね。
この中から何人が選ばれるか、今回は大賞が出るのか、楽しみであります。

当分編集部はてんてこ舞いでしょうね。
どうか皆様お体大切に。
油分補給もほどほどに。

さて、この勢いでGA文庫が盛り上がれば、中での競争も激化することは必至です。
あずマンも頑張ろうっと。

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2009年12月 6日 (日)

そろそろ化学物質過敏症の話を

さて、僕は化学物質過敏症患者と広言して執筆をしています。
そこで、そろそろ皆さんに、化学物質過敏症とは何かを知ってもらいたいと思います。
以下長文ですが、我慢して読んでいただけると幸いです。

化学物質過敏症とは、微量な有毒物質で体に不調を起こす病です。
反応する物質は人それぞれ、解剖学的にあり得ないほどの微量でも発症するのが特徴。さらに、まったく未体験の物質でも反応することもあります。そして反応にも個人差があり、人それぞれという感じです。
僕の場合は塗料やインクに含まれるトルエン、農薬を含む殺虫剤、煙草の煙などに強く反応します。
そして症状としては倦怠感、目眩、呼吸不全となっていきます。
時折目の粘膜が痛くなることもあります。

とても曖昧模糊としていて、二重盲検法での再現性がないなど、科学的に立証されておりません。
ゆえに多くの医師から「心因性だ」と言われて、無意味な精神療法を強いられる患者も少なくありません。

二重盲検法とは、患者に知らせず物質を与えて反応を見る方法で、有害とされる物質と無害とされる物質をそれぞれ与え、反応を見る検査です。
これは患者に事前情報を与えず、純粋な肉体反応を見るための検査法として確立しています。
そして化学物質過敏症患者は、この検査法だと「反応するはずの濃度」でも反応しないことがあるのです。

ではなぜ自覚しないと反応しないのに、自覚すると説明できない微量でも反応するのか?

これはパブロフの犬で説明できます。

wikipediaから参照します。

パブロフが行なった実験は、以下のようなものである。
イヌにメトロノーム(ベル・ホイッスル・手拍子・足踏みと言う説もある)を聞かせる。
イヌにえさを与える。イヌはえさを食べながら唾液を出す。
これを繰り返す。(上記の二つのプロセスを条件付けという)
すると、イヌはメトロノームの音を聞いただけで、唾液を出すようになる。
これがいわゆる学習と異なるのは、唾液の分泌が無意識的で自動的な調節に依存している点である。

以上で、患者が意識すると反応するが、意識しないと反応しないことが説明できるのです。

患者が意識する場合、多くは嗅覚によります。
嗅覚は最も原始的な感覚器官で、原生動物が環境の良し悪しを判断するためにそなわった器官です。
ゆえに脳よりも先にあったので、脳の有害物質フィルタは、嗅覚情報だけは通してしまいます。
そして嗅覚は非常に敏感で、有害物質が体に悪影響を与える前に警告を発してくれるのです。

匂いと体調悪化が条件付けされているから、実際に体調を悪くする濃度未満でも、体が反射反応を起こすのです。

「科学的に証明できない」と主張する医師は、おそらく「パブロフの犬」を知らないのでしょう。

21世紀の新たな疾病を説明するのに、19世紀の手法を取り上げねばならないとは、まだまだ医学は未開の分野です。
二重盲検法は万能ではないのです。

化学物質過敏症は、精神的なものではなく、有害物質により条件付けされた体の防御反応なのです。
だから治療するには、条件付けが消えるほど長い間、化学物質から離れていなければならないのです。

そして、化学物質過敏症が緩解しても、依然として化学物質は体を害し続けるのです。
化学物質過敏症を克服して「本屋にも入れた」と喜んでいる人もいます。
確かにその人にとっては嬉しいことでしょう。物書きである僕が本屋に入れないなんて、拷問に等しいです。
でも、条件付けが解かれただけで、化学物質が依然として体に害を与えていることは忘れないでもらいたいです。
化学物質からは離れる、それが人生で一番大事なことなのですから。

石油は元々有害物質です。それを原料にして、完全に無害な物質など作れるのでしょうか?
自然界にさえ有害物質はいっぱいあるのに。
人間は嗅覚で有害物質を避けてきた動物です。
だから嗅覚が最も鋭敏に反応するのです。

僕は喫煙者が通った跡なら、50メートル離れても分かります。
喫煙所なら、風下でも100メートル離れても苦しいです。(駅端にある喫煙所から反対の端にいても駄目)

そして化学物質過敏症患者は今後さらに増えていくでしょう。

なにしろ複合汚染だからです。
ひとつの物質だけなら無害でも、無数の発生源がある現状では、人間はおよそ健康ではいられません。
なんらかの不具合が生じていることでしょう。自覚があるかないかは別にして。

最近は化学系企業が「天然成分配合」をうたう商品を出すようになりました。
企業は知っています。自分たちの製品が有毒物質であることを。
だから「口に入れないでください」とか書かれているのです。
もし有害な製品を流通させていたことが公になったら、全世界がパニックになるでしょう。
だから少しずつ天然成分の割合を増やしているところでしょう。今は過渡期です。

僕にできることは警告だけです。

化学物質から離れましょう。

できれば僕の著書も、トルエンを使わないで大豆インクにしてもらいたいです。
いつかはそう要求できるだけの大物になりたいと願っております。

長文をお読みいただきまして、ありがとうございました。
少しでもあなたの健康に役立てれば幸いです。

なお、医学的に間違いなどがあったら、よろしくご指摘くださると幸いです。
少しでも正確にこの病気のことを知ってもらえるなら歓迎します。

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2009年12月 5日 (土)

3000人超え

お陰様で、当ブログの来訪者が3000人を超えました。

1000人のときより、1000から2000人の間よりも早いペースです。
これも、おいでくださる皆様のおかげです。
ありがとうございました。

今日は雨だから犬の散歩はできません。
だから駅前に行って、手紙の投函と(徒歩十分圏内にポストなし)、図書館に本を返却に行きます。
いまは、まだ本を借りる余裕もありません。
なにしろ、先日1万円分(bk1だと1万円で千円分のポイントが着くので)届いた本の、インク抜きが終わったからです。
その次に届いたのは、まだ読めません。ああ、よつばと!の9巻が早く読みたいよお。

化学物質過敏症の患者にとり、新刊のインクにふくまれるトルエンは、かなりきついものがあります。
なにせ見本として届いた拙作2巻、重版のついででチェックしたのが2週間後でしたが、活性炭マスクが必要でしたから。

買って放置しておくから、買ったことを忘れて被ることもあるんだよなあ。
作者に対して失礼だけど、売り上げに貢献したからチャラだよね?

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2009年12月 4日 (金)

GA文庫ブログで取り上げられました

カテゴリーの選択肢の書籍・雑誌が下すぎて、いちいちスクロールさせるのが面倒に思う今日この頃のあずマンこと葵東です。

拙作「魔法の材料ございますドーク魔法材店三代目仕入れ苦労譚」の重版が、GA文庫BLOGにて取り上げられました。

GA文庫BLOG

極秘だった新しい帯も公開。
1巻ではSDリア=メイが、2巻ではSDサシャが可愛い台詞で宣伝です。

03

あれ、サトさんは、多分担当さんじゃないよね?
実際の編集部の人たちと、BLOGのメンバーとがまだ一致しないあずマンでした。

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2009年12月 3日 (木)

絵師様のHP

魔法の材料ございますドーク魔法材店三代目仕入れ苦労譚のイラストを描かれている、蔓木鋼音先生のHPは右サイドのリンクにありますよう、こちらです。

http://tataraba.blog35.fc2.com/

1巻と2巻が紹介されています。
さらに、蔓木先生が所属されるSkyFishのサイトでも、蔓木先生のお仕事として、紹介されています。

http://www.sky-fish.jp/html/info_hagane.html

それにしても、本当に僕は良い絵師さんに恵まれました。
今があるのは、GA文庫の編集さんと、絵師の蔓木先生のお陰です。

最初に編集さんが蔓木先生のラフ画、サシャとリア=メイを見せてくれたとき「これだ!」と電流に撃たれたような衝撃が走りました。
僕が想像していた以上の絵だったからです。
「まさに、これだ」ではなく「これ以上は望み得ない」でした。
おおお、すげー絵師さんに決まった。
これで恐れる物はない。
そして1巻の直しと、2巻の執筆をしたのでした。

12月19日発売のGAマガジン掲載の短編にも、もちろん蔓木先生の絵が、一面でどーんと載ります。
文庫本より大きなB5サイズのイラストを是非お楽しみください。
なにしろ、ついに○○○が○○から描かれるのですから。

ふふふ、今の内は製作者の特権としてにやにやしてながめております。

あずマンのパソコンの前の壁は、蔓木先生のイラストで埋め尽くされてます。
ああ、至福……

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2009年12月 2日 (水)

iPhoneその後

先日も日記で書いたように、iPhoneを購入しました。
これで外出先からもブログを書けます。

ちなみにこれまでマニュアルは一切読んでません。
だってインクのトルエンがまだひどいのですから。
それでも本能と経験だけでなんとかできるのがiPhoneスタイル。
文章を途中でいじるのがいまだにできません。
削除して書き直すのはちょいと面倒ですね。
でも指先じゃあ正確にポイントすることはできません。
ここはひとつ、矢印キーを搭載してもらいたです。

mixiブラウザがニュースやボイスに対応してなかったのは残念。
今後のバージョンアップに期待しましょう。

今のところは音楽を聴いたり、青空文庫を読んだりするのが中心です。
mixiができないなら、iPodでも良かったような気もします。

それより、12月4日から、iPhoneの16GB機は本体負担がゼロになるそうです。
買ったばかりにこのニュースは堪えます。
僕が買ったのが、16GB機だからです。
ああ、11月末でキャンペーン終了なんて信じなきゃ良かった。
儲かった分をユーザーに還元するのはわかるけどさあ、新規ユーザーだけでなく、既にユーザーになった人のことも考えてよ>ソフトバンクさん。

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2009年12月 1日 (火)

おや? GA文庫のトップページが

あずマンがお世話になっているGA文庫のサイトが、更新されてませんね。
まだ11月のままです。
まあ、拙作の画像が大きいことは嬉しいですが、12月発行の四方が可哀想です。

http://ga.sbcr.jp/novel/index.html

これはあれですか?
11月30日が締め切りだった第2回GA文庫大賞の後期の影響ですか?
今頃編集部は到着確認のメール送信でてんてこ舞いでしょう。

今月デビューされる同期の明月さんを応援するため、こちらを紹介。

GA文庫「月見月理解の探偵殺人」mebae先生描き下ろしイラストカードをプレゼント!

http://ga.sbcr.jp/mgabunko/014199/

「月見月理解の探偵殺人」をコミックとらのあなで購入すると、描き下ろしのイラストカードをプレゼント! 配布は先着順なので、お早めに!

だそうですよ。
あずマンとしては「なまあし」をお勧めです。

02s

なお、
「※掲載しました写真は開発中の為、実際の製品と異なる場合がございます。」

この画像が後々貴重になるかもしれません。
気になる方はサイトをチェックだ!

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