2010-02-20 02:48:03

ソマリアの悲しみ

テーマ:ブログ
今日はホーダンという16歳の女の子の生活を見てみました。
両親を亡くした兄弟は避難民キャンプの中で寄り添って、生活しています。
12才から、ホーダンはすべての家事、育児を担当しました。
今日はホーダンがご飯を作るところと、姉妹を紹介してもらいました。
金曜日がソマリアの休みのため、夜間学校も休み、店も休み、水汲みもできないので、
今日は小屋の中で、姉妹たちといっぱいおしゃべりできました。
夢や目標いろいろ聞けましたね。
明日は改めて、会いに行きます。

キャンプの中で、近くに住む女性たちが新しく避難民になった方の世話をしているのです。
そういう女性たちの行動や、援助受けている方々の話も聞くことができましたね。
立派な活動をしてる意識はなく、人を助けるのは当然と・・とってもやさしい、たくましい女性達でした。

午後は病院に行きました。子供病棟で、栄養失調、胃腸炎、心臓病・・・などなどの病気で入院している子供たちが居ました。重度の栄養失調の子供たちを抱いて、お母さんたちを励ますしかありませんでした。
治療受けて退院しても、お金がないために、薬を飲み続けることができない。
慢性病の子供たちを助ける道が見つからない。医者たちは現状の厳しさを話してくれました。
孤児も居ました。捨てられた子供たちです。下痢や嘔吐で入院していました。
笑顔がかわいい!
なぜ、こんなかわいい子供たちを捨てるのか・・・
「親が食べていけないから」「10代で子供ができてしまったから」と事情はいろいろあるようです。
病院は1952年に建てられたもので、機材も足りない、薬も医者も不足していました。
「助けて」と医者たちは必死で訴えていました。

その次に孤児院に行きました。340人が子供たちが居る孤児院。
かわいい子供たちがいっぱい居ましたね。
歌をうたったり、飴を配ったり・・・
でも、多くの子供たちは栄養失調でした。
夕飯はパンケーキのような主食2枚。
お腹いっぱいにはならないです。
状況はどうにもならないほど、悪い。
でも、親の居ない子にとっては、そこが唯一の救いでありました。
孤児院を支援する方法を考えたいです。
何か、きっとできることはあると思います。

夕方近くに、内戦の時の戦車が放棄されているところを見に行きました。
戦争は終わらない、人々は前に進みたいが、道がない。
若者は国に不満、夢が見れない・・・イライラしては、極端な思想に嵌って行く青年も・・・
男たちは出稼ぎに行って、家族と離れ離れになり、送金で家族を養う。
人々は戦火から逃れるように、逃げ回って、すべてを失う。
その際だにたくさんの子供たちは生まれ、死んでいく。
悲しみの積み重ねはどこまで続くのか?

今日も物乞いの20歳のお母さん、洗濯を仕事にして、子供たちを連れて、動き回る3人の姉妹、10ヶ月前に子供を亡くして、今も栄養失調の2ヶ月の赤ちゃんを抱えていたお母さんの話を聞きましたよ。
一日で受け入れられる悲しみをはるかに超えた一日でした。

明日はさら深刻の問題を取材します。
FGMです。女性の精器切除です。
ソマリアでは100%近くの女性は小さいときに、精器を切除されるそうです。
危険で、健康に害する、人権的に問題のあるこの習慣の実態を聞きに行きます。
専門家、宗教家、そして、切除を仕事にしている女性たち・・・いろんな方面から話を聞くことになっています。
長い一日になりそうですね。
がんばります。
今日は心が痛いだけでなく、考えすぎて、泣いてしまって、頭も痛いです。
早めに寝て、明日は100倍元気で活動します。

それでは、
おやすみなさい。
Say a little prayer for the children of Somalia.

アグネス




コメント

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1 ■初めまして

初めてコメントします。
ソマリアの現状… 心が痛みますね。 医師達も助けたいのに出来ない状況に辛いと思います。 私も2人子供がいるので栄養失調や病気等もし自分の子が…と思うと辛い(>_<)

でも目を背けてはならない事!! 私のまだまだ知らない、分からない世界をアグネスさんは知り、見ています。
ブログを通じ私だけでなくみんなにまた教えて下さい。一緒に考えたい問題ですね(>_<)
明日も取材頑張って下さい☆

2 ■無題

それは「知る」ということだけでも凄まじいことだと思います。
わたしだったら見るに耐えられないかも、、、
でも知らなきゃいけませんね
脱帽します

3 ■無題

ソマリアの人々に平和の日が訪れるのはいつの日か?

悲しみの連鎖に苦しめられている子供たちや女性が希望を持てるようになるのはいつの日か?

貴重な報告をどうもありがとうございます。

何もできない自分に苛立ちを覚えますが、今日も子供たちのために祈りたいと思います。

遠い国の出来事だあるだけでは済まされない問題ですね。

少しでも支援の輪が広がりますように

4 ■ソマリアからの報告をありがとうございます。

アグネスさん、ソマリアからの報告をありがとうございます。子供達がそんなにひどい目にあっているなんてすごく心が痛みます。世界中の人達がソマリアの子供達を救ってあげてソマリアの子供達に普通に生活させてあげたいです。

5 ■ソマリア

アグネスからの生の現況報告には本当に心が痛みます。海もそばにあり、夜になると同じ月をみているおなじ人間なのに国の違いだけで、それも同じ人間が侵した戦争で何の罪のない子供達が犠牲になっている。誰かが、そしてみんなで止めなければなりませんね。今回の視察がメディアとペンの力で一刻も早く未来のあるソマリアの子供達を救済出来ることを願います。

6 ■とても心が痛みます

Agnes、こんばんは、おはようございます。
Somalia からの詳細な報告をありがとう。
とても心が痛みます。

昨日は、日本がオリンピックで感動的な演技で
3個目のメダルを獲得しましたが
この平和なオリンピックを知らなかったり見られない
多くの人たち子どもたちがいるんだと悲しくなりました。

Somalia での Agnes の活動は、同行新聞社各社のホームページ
UNICEF のホームページで写真とともに記事を読んでます。

Agnes の体も心も疲れていると思われますが、引き続き頑張ってください。

7 ■ホントに・・・

ただ、アグネスさんの記事を読んで、私たちには
何ができるのでしょう~
世界の本当に幸せとは言えない子供たちの事
を、どうにかしたいと・・・どうにかしなければと思う気持ちだけで、いったい何ができるのか・・

ただただ、心が痛むだけで・・・うまく言えないけど
どうすればいいんだろう~

8 ■大丈夫ですか

悲しく心が折れそうな現実、知らされる悪夢のような風習FGMに、アグネスさん大丈夫ですか?。

二番目に心配だったのが、文化、宗教の違いを見る事になるアグネスさんです。
耐えられない事あったら無理しないでくださいね。

9 ■涙がとまらない

アグネスさんはじめまして。はじめてコメントします。ブログはいつも読ませていただいています。子どもに関わる仕事をしているのでこの事実を考えられません。涙とドキドキで。私になにが出来るのだろうか。

10 ■悲しみ

今この同じ瞬間に、同じ地球上で、こんなに悲しい現実があるのですね。
いったいどうすればいいのか…
自分にできる事は何があるのかな…
アグネスさんのソマリアの訪問は、ユニセフのホームページやTVなどで伝えられますね。
沢山の人達がソマリアの事を知って、何か出来るといいですね。
アグネスさん、体調大丈夫ですか?
朝起きたら頭痛が治っていますように☆

11 ■ご苦労様です。

アグネスチャンさんからのレポート、毎日読んでいますが、日に日にソマリアの実情が明らかになるにつれ、どうしようもない思いにさせられます。我々に何ができるのか?ただただユニセフに募金すればいいだけなのか。考えさせられます。一日でも早く国家を建設し、運営していく良識ある人々ができるよう祈るしかありません。そうすれば、武装勢力を排除し、他国からの援助を受けることができ、紛争が起きる前の平和な国がきっと生まれると思います。そう願わずにはいられません。アグネスさんも現状を見て、大変な思いを募らせているかと思いますが、がんばって、世界にこの状況をありのまま伝えてください。

12 ■現実

ソマリアの現実を対岸の火事ととらえていてはいけないですね。日本の私達に何が出来るのか、アグネスさんと一緒にこれから考えていきたいと思います。

13 ■なんか

言う言葉も無いです

読んでいて自然と涙が、


ごめんなさい

これ以上書けません



(ノ><)ノ

14 ■ありがとう

1日で色んな所に行って沢山の思いがありましたね

教えてくれてありがとう 色々な所に行ってくれてありがとう

今日も大変でしょうけど報告待ってますね

15 ■悲惨過ぎる現状ですね

読みながら想像していますが、厳し過ぎる現状に頭がついていけない状態です
子を持つ母としては、なんの罪もない子供たちが、栄養失調で亡くなっていくこともですが、母親の悲しみを思うと胸が締め付けられます

アグネス、おやすみになられて今朝の体調は如何ですか?
心やさしい、やさし過ぎるアグネスのことですから、どれほど心を痛めていることでしょうか

ソマリアのことももちろんですが、アグネスのことも、毎日、祈っていますからね

16 ■本当にありがとうございます-vol.1

アグネスさんへ
同行のみなさまへ
本当にお疲れ様です。そして心から感謝申し上げます。世の中いろんな出来事、あまりにも気がつかずに生活してきたように思います。
かわいそう!ってことばよりも、だいじょうぶだよ!って確信になる何かをお手伝いしてゆかなくてはならないのですね。それも息の長い活動として…。
我が子が可愛くない親などいないと思います…第二次大戦中、栄養失調でお乳のできなくなったお母さんが自分の身を切って自分の血液を我が子に飲ませたという話を聞いたことがあります。そんな我が子を置いてゆかなくてはならない…。辛い現実です。

17 ■本当にありがとうございます-vol.2

《携帯電話からのPostの関係で字数制限があり、失礼いたします》
Vol.1からの続き…
アグネスさんからのレポートで今ソマリアに必要なもの…思いました。国をまとめる政府、衣食住、教育、そして…愛なのでは、自分が必要である、自分が愛されている…っていう『自己肯定感』を実感できないと、どんなに物資に満たされても生きてゆく原動力にならないに違いないって思いました。
今日本にいる私ができること…ものやお金はもちろんですが…一番大切なのは『寄り添い、見守り続けること…』『祈ること…』だと思いました。
徒然なるままにまとまらずすみません。Thanks.

18 ■無題

想像をはるかに超えた現状ですね

性器切除なんて、はじめて知りました

19 ■アグネスさん、スタッフの方々お疲れ様ですm(_ _)m体に気をつけて下さい

ブログを読ませて頂いて、あまりにも厳しいソマリアの状況に、胸が痛くなりました、性器切除なんで、絶対に止めるべきだっと思います、それと、孤児の子供達を救える方法は…簡単ではないけど、子供が欲しくっても、出来無い夫婦が、引き取りソマリアに貢献出来る子供に育てるのは、どうかなぁ~難しいですよね(ρ_;)

20 ■お疲れ様..........

あまりの惨状ですが、真正面から向き合い、報告を送るアグネスに心から感謝します。
ソマリアと言えば「海賊」。日本も自国の船を守る為に現地に自衛隊を展開している。
そんな中、「自称ソマリアの海賊」にインタビューをした番組を見たことがあり、「我々は生きるために必死なんだ!」と訴えていた青年がいました。
誰かがその国の惨状を伝えないと、世界の人々は「海賊の国」としか理解できないでしょう。
アグネスさん、どんどん訴えて下さい。読者である私達も真正面から報告を受け止めたいと思います。

アグネスさん、くれぐれも身体に気をつけて!
決して無理をしないようにして下さい。

本当にお疲れ様です。

21 ■ソマリアの悲しみ・・・

ソマリアの人々に平和の日が訪れるのはいつの日か・・・
アグネスさんの報告を読むたび、現実の厳しさに胸が締め付けられます。

悲しみの連鎖に苦しめられている子供たちや女性が希望を持てる日が来るのか・・・

自分に何が出来るのか・・・今、何をしたらいいのか・・・
悲しみいっぱいで眠ったアグネスさん。

今夜も子供たちのために祈ります。遠いソマリアの三日月に向って・・・

アグネスさん、皆さんの心が明日は元気になりますように・・・




22 ■頭痛は治りましたか?

頭痛は治りましたか?
体調はいかがですか?
食事はいかがですか?

23 ■ほんと

切ないですね
アグネスは、直視しているから、
こちらが考えるよりも比じゃないぐらいの
深い切ないさが伝わってきます
また、ぜひわたしたちに現状を伝えてください
まだまだ、知らない世界がたくさんある
ということを・・・
とりあえず、アグネスが健康体でないとね
ゆっくり寝てください

24 ■読みました

毎日更新ありがとうございます。
信じられないけれど現実なのですね。悲しい事です。アグネスの心が悲しみでつぶれてしまいませんように。

25 ■痛すぎる (。>0<。)

Agnes お疲れ様です。
スタッフの皆様、たいへんお疲れ様です。
今日のご無事を祈ります。

ソマリアの現状は、想像を超えるものですね。
干ばつに苦しんだエチオピアもそうでしたが、
ソマリアからのレポートは、本当に読んでて痛いです。
胸が締め付けられてしまうし、こみ上げて喉も苦しくなってしまいました。
現地で、それらを目の当たりにしてるAgnesの心の痛みは想像をはるかに超えるはずですよね。
心中お察ししますが・・・それも充分ではないだろうと、無力さにへこんでしまいそうです。
まだまだ、辛い現状を見なくてはなりませんね。
一生懸命レポート読みます。
目を背けないように、頑張って読みます。

Agnesの体調が心配です。無理はしないでくださいね。
明日の活動も無事にできるよう、祈ります。
ソマリアの平和も祈ります。

26 ■祈り

Somalia の子どもたち、人々に平和を
Agnes とスタッフ、同行新聞社の無事を
祈りながら休みます。

27 ■悲しみを止めて

アグネスさん、報告ありがとうございます。
またソマリアの過酷な現状を知りました。
私に出来る事は何か・・・考え、実行します。
今回の視察報告をきっかけに沢山の善意が集まり、
ソマリアの悲しみが止まり人々の未来に、
優しさが積み重ねられる事を祈ります。
くれぐれもご無理のないよう、
引き続き視察を頑張ってください。
応援しています。

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