最近書店に行くと、障害児教育には発達障害関連の本が(うちの本も含めて)ずらりと並び
百家争鳴時代が来たなと思います。
私としては
これはこれで一度は通りすぎるべき時代なんじゃないかと思っています。
色んな選択肢があって
市場でふるいにかけられて
それで実効性のあるものが残っていくのではないかと。
だって多くの日本人がうらやましがるアメリカには
「自閉症は治る!」と声高に叫ぶ人たちもいるし
ていうかそういう風に主張するお医者様の団体さえあるし
色んな人たちが色んなところに働きかけ資金調達して研究を進めて
色んな主張が繰り広げられているからです。
だからこそ、何が子どもに有効か
見極める目が必要になるんですが。
ここの部分日本人はあまりうまくありません。
主体的に選択しなければならないことを、よけいな手間だと感じることがある。
だから百家争鳴をノイジーに感じるのでは?
でも、それじゃあ立ち行かない時代になっていると思います。
別に療育の分野に限らず。
自分の頭で考えなくては生き残っていけない時代が来ています。
私も、自閉っ子の母になったつもりで、色んな著者の主張を吟味してみました。
環境の構造化。
これは文句なし。
絶対必要。
ただ構造化に関しても様々な意見が飛び交っています。
それはきちんと吟味したい。自分の子どもを見て。自分ちの経済力も勘案して。
感覚統合。
私だったら、これはぜひ取り入れたい。
自閉が治るわけじゃなくても、身体を動かすことは、心にも体にもいいこと!
運動と感覚の問題をある程度解決すれば、その他の特性が残っていても
本人がラクになると思います。
それに、将来自立生活をその人なりに営むには
体力づくりも必要です。
キレーション。
これは怖そうですね。生理的に「私は」パスです。
最近私があとがきを書いた
「言葉よりもずっと大切なもの」(ジェニー・マッカーシー著 増賀知佳子訳 WAVE出版)でも
ハリウッドセレブで自閉っ子ママのジェニー(元プレイメイト)がキレーションのことを知りながら
結局わが子の療育には取り入れなかった経過を書いています。
「そんなもの子どもに受けさせるなんて、生理的に怖い」。
これも親御さんの判断基準として、じゅうぶん正当なものなのではないでしょうか。
でも何がなんでもキレーションをやりたい人がいるのなら
そこまでして自閉症を治したいのなら(治るかどうか不明ですけど)
自己責任で選んだって、文句をつける筋合いはないでしょう。
じゃあ、ワクチン原因説を信じるか?
これは素人なりに、かなりの確率で、たぶん違うだろうなあと言えます。
それは周囲で、かなり幼いときに診断あるいはそれに準ずる判定が下された人が増えてきたから。
自閉っ子パパでもある岩永先生は
息子さんの発達の偏りに、生後三日で気づいたそうですし(参考「続自閉っ子、こういう風にできてます!」)。
ワクチンが原因なら三日で特性を示すはずがありません。
じゃあ、アニマル・セラピー。
国内の支援団体でも実行しているところは複数あります。
これもまた自閉症が治るわけじゃないけど、QOLを上げるのには効果があるらしい。
もしかしたらアニマル・セラピーなんて立派な科学者の人たちにとってはバカらしいのかもしれないけど
少なくともある種のお子さんにとっては、効果があるのがなんとなくわかります。
私も犬と一緒に育って、本当に良かったと思うし
動物が好きな自閉っ子多いし
動物にも社会性があるから、教えてくれることも多いし。
何よりかわいいし。
ただし、アニマル・セラピーなら、犬とイルカがいいな、私は。
これもたんなる個人的な趣味です。
馬がいい子は馬でいい。
猫がいい子は猫でいい。
馬で効果が上がっているお子さんの話も聞いたことがあります。
猫をかわいがっている方も多いでしょう。
アニマル・セラピーが身近にあって
しかも自分に相性のいいものを選べたら最高ですね。
たぶんアメリカでも
代替療法みたいなのも含めて、色々なソリューションが生まれて
そのうちのいくつかは消えたのではないでしょうか。
そしてそのうちのいくつかはメジャーじゃなくても
一定の人には喜ばれ、支持されているのではないでしょうか。
そういう時代を経て、今があるのでは?
だから、百家争鳴時代を
一概に否定すべきじゃないと思うんです。
選択肢があることが、進歩の源泉だから。
「なんとかしたい」「この方法でうまくいった!」
「なんとか子どもたちを救いたい!」という
支援者たちの努力のプロセスでもあるから。
途中経過の発表ですね。
途中では発表するなと言ったら
進歩は難しいと思う。
みんな目的は一緒。
自閉っ子とよき隣人になりあうことなのだから。
写真は行司さんキティ。
この社会では誰もがプレイヤーで、誰もが行司さんです。
百家争鳴時代が来たなと思います。
私としては
これはこれで一度は通りすぎるべき時代なんじゃないかと思っています。
色んな選択肢があって
市場でふるいにかけられて
それで実効性のあるものが残っていくのではないかと。
だって多くの日本人がうらやましがるアメリカには
「自閉症は治る!」と声高に叫ぶ人たちもいるし
ていうかそういう風に主張するお医者様の団体さえあるし
色んな人たちが色んなところに働きかけ資金調達して研究を進めて
色んな主張が繰り広げられているからです。
だからこそ、何が子どもに有効か
見極める目が必要になるんですが。
ここの部分日本人はあまりうまくありません。
主体的に選択しなければならないことを、よけいな手間だと感じることがある。
だから百家争鳴をノイジーに感じるのでは?
でも、それじゃあ立ち行かない時代になっていると思います。
別に療育の分野に限らず。
自分の頭で考えなくては生き残っていけない時代が来ています。
私も、自閉っ子の母になったつもりで、色んな著者の主張を吟味してみました。
環境の構造化。
これは文句なし。
絶対必要。
ただ構造化に関しても様々な意見が飛び交っています。
それはきちんと吟味したい。自分の子どもを見て。自分ちの経済力も勘案して。
感覚統合。
私だったら、これはぜひ取り入れたい。
自閉が治るわけじゃなくても、身体を動かすことは、心にも体にもいいこと!
運動と感覚の問題をある程度解決すれば、その他の特性が残っていても
本人がラクになると思います。
それに、将来自立生活をその人なりに営むには
体力づくりも必要です。
キレーション。
これは怖そうですね。生理的に「私は」パスです。
最近私があとがきを書いた
「言葉よりもずっと大切なもの」(ジェニー・マッカーシー著 増賀知佳子訳 WAVE出版)でも
ハリウッドセレブで自閉っ子ママのジェニー(元プレイメイト)がキレーションのことを知りながら
結局わが子の療育には取り入れなかった経過を書いています。
「そんなもの子どもに受けさせるなんて、生理的に怖い」。
これも親御さんの判断基準として、じゅうぶん正当なものなのではないでしょうか。
でも何がなんでもキレーションをやりたい人がいるのなら
そこまでして自閉症を治したいのなら(治るかどうか不明ですけど)
自己責任で選んだって、文句をつける筋合いはないでしょう。
じゃあ、ワクチン原因説を信じるか?
これは素人なりに、かなりの確率で、たぶん違うだろうなあと言えます。
それは周囲で、かなり幼いときに診断あるいはそれに準ずる判定が下された人が増えてきたから。
自閉っ子パパでもある岩永先生は
息子さんの発達の偏りに、生後三日で気づいたそうですし(参考「続自閉っ子、こういう風にできてます!」)。
ワクチンが原因なら三日で特性を示すはずがありません。
じゃあ、アニマル・セラピー。
国内の支援団体でも実行しているところは複数あります。
これもまた自閉症が治るわけじゃないけど、QOLを上げるのには効果があるらしい。
もしかしたらアニマル・セラピーなんて立派な科学者の人たちにとってはバカらしいのかもしれないけど
少なくともある種のお子さんにとっては、効果があるのがなんとなくわかります。
私も犬と一緒に育って、本当に良かったと思うし
動物が好きな自閉っ子多いし
動物にも社会性があるから、教えてくれることも多いし。
何よりかわいいし。
ただし、アニマル・セラピーなら、犬とイルカがいいな、私は。
これもたんなる個人的な趣味です。
馬がいい子は馬でいい。
猫がいい子は猫でいい。
馬で効果が上がっているお子さんの話も聞いたことがあります。
猫をかわいがっている方も多いでしょう。
アニマル・セラピーが身近にあって
しかも自分に相性のいいものを選べたら最高ですね。
たぶんアメリカでも
代替療法みたいなのも含めて、色々なソリューションが生まれて
そのうちのいくつかは消えたのではないでしょうか。
そしてそのうちのいくつかはメジャーじゃなくても
一定の人には喜ばれ、支持されているのではないでしょうか。
そういう時代を経て、今があるのでは?
だから、百家争鳴時代を
一概に否定すべきじゃないと思うんです。
選択肢があることが、進歩の源泉だから。
「なんとかしたい」「この方法でうまくいった!」
「なんとか子どもたちを救いたい!」という
支援者たちの努力のプロセスでもあるから。
途中経過の発表ですね。
途中では発表するなと言ったら
進歩は難しいと思う。
みんな目的は一緒。
自閉っ子とよき隣人になりあうことなのだから。
写真は行司さんキティ。
この社会では誰もがプレイヤーで、誰もが行司さんです。