自閉症には知的障害を伴うタイプと伴わないタイプがあります。
知的障害を伴わない人の中には、学業で好成績を修める方も多いですね。
「勉強ができる」っていうことは保護要因なのでしょうか?
つまり、この世の中を生きていく上で、有利な条件となるのでしょうか?
ならない、とは言えないですね。
ある程度の学歴があると、たとえば履歴書で落とされる確率は減ります。門前払いされることは減ります。
そうなると、世の中がそれほど怖くなくなるかもしれません。
ただし親の世代が知っておかなければいけないのは
これからの時代には「学歴インフレーション」と「職歴デフレーション」が起こりやすく
その結果セルフ・エスティームの揺らぎを経験しやすい社会になるということですね。
大学全入時代を控え、各大学も営業に必死です。
有名大学でも例外ではありません。
だから、親の時代よりいわゆる「有名大学」にも入りやすくなっています。
一方で経済が今のようにシュリンクしていって
非正規雇用が三割にも及び、たとえ正社員になっても企業内のポストが減っていくと
職歴においては親の世代のようにはいかなくなります。
だからこれからは、親から見ると
「いい大学に入ったのに、職業生活ではぱっとしない」子どもが増えると思います。
でもそれは、当たり前なんですね。社会がそういう方向になっている。
ここで親が時代を読めていないと、過剰な期待をかけ、子どもの立場がなくなります。
子どもに学力があったら、とりあえず寿いで
でもあまり過大な期待はしないほうがいいのでは?
先日「無差別殺人の精神分析」(片田珠美著 新潮選書)という本を読みました。
秋葉原の事件もそうですが、「誰でもよかった」系の事件の加害者が
「社会で報われない感を持つ元優等生」であるケースがけっこうあるのですね。
「成績は良かったのに、こんなはずじゃなかった」っていうことですかね。
成績がいいことは有利には違いありません。
でもあったりまえですが、社会で大切なのは学業成績だけじゃありません。
だから成績がいい子をちやほやしすぎるのは危険かもしれません。
でもね
「勉強だけできてもダメ」っていう言い方は、定型語ですね。
自閉圏の人に言うと、誤解される恐れがありますね。
続きは、明日。
今日のキティちゃんはバンカラ早大生。
知的障害を伴わない人の中には、学業で好成績を修める方も多いですね。
「勉強ができる」っていうことは保護要因なのでしょうか?
つまり、この世の中を生きていく上で、有利な条件となるのでしょうか?
ならない、とは言えないですね。
ある程度の学歴があると、たとえば履歴書で落とされる確率は減ります。門前払いされることは減ります。
そうなると、世の中がそれほど怖くなくなるかもしれません。
ただし親の世代が知っておかなければいけないのは
これからの時代には「学歴インフレーション」と「職歴デフレーション」が起こりやすく
その結果セルフ・エスティームの揺らぎを経験しやすい社会になるということですね。
大学全入時代を控え、各大学も営業に必死です。
有名大学でも例外ではありません。
だから、親の時代よりいわゆる「有名大学」にも入りやすくなっています。
一方で経済が今のようにシュリンクしていって
非正規雇用が三割にも及び、たとえ正社員になっても企業内のポストが減っていくと
職歴においては親の世代のようにはいかなくなります。
だからこれからは、親から見ると
「いい大学に入ったのに、職業生活ではぱっとしない」子どもが増えると思います。
でもそれは、当たり前なんですね。社会がそういう方向になっている。
ここで親が時代を読めていないと、過剰な期待をかけ、子どもの立場がなくなります。
子どもに学力があったら、とりあえず寿いで
でもあまり過大な期待はしないほうがいいのでは?
先日「無差別殺人の精神分析」(片田珠美著 新潮選書)という本を読みました。
秋葉原の事件もそうですが、「誰でもよかった」系の事件の加害者が
「社会で報われない感を持つ元優等生」であるケースがけっこうあるのですね。
「成績は良かったのに、こんなはずじゃなかった」っていうことですかね。
成績がいいことは有利には違いありません。
でもあったりまえですが、社会で大切なのは学業成績だけじゃありません。
だから成績がいい子をちやほやしすぎるのは危険かもしれません。
でもね
「勉強だけできてもダメ」っていう言い方は、定型語ですね。
自閉圏の人に言うと、誤解される恐れがありますね。
続きは、明日。
今日のキティちゃんはバンカラ早大生。