定型発達者もつらい…かな?

花風社・浅見淳子のブログ

TEACCHって誤解されてるの?

2010-01-07 07:51:31 | 日記
最新の「アスペハート」の目次を見ていたら
TEACCHって誤解されているのかな? と思った。

TEACCH関係の先生方が寄稿していた。
その動きはまるで最近のSMAPのようであった。

私はそもそもTEACCHを理解していないので、誤解もしていないだろう。

TEACCHっていえば佐々木先生が以前横浜に連れていらしたグループホームの方々の印象が残っている。

人口数万人の小さい町にあるらしい。
そこの町は小さいのに、自前の治水施設と発電所があるという。
自主独立の精神。さすが憲法で銃の個人所有が保障されているお国柄だ。
自分のことは自分でやる。

こういう自主独立の精神がアメリカの福祉の背景にあること理解しないと、アメリカの概念は日本で根付かないよね。
アメリカ人にとって国家は義理の親。
だからやってほしいことは要求する。
日本人にとって国家は実の親。
だから向こうから手を差し伸べてくれないと、あれもやってくれない、これもやってくれないと不満に感じる。
銃は警察と自衛隊だけ持っていればよしとする。

まあとにかくその小さな町では最大の雇用主が自治体で
その次がそのグループホームだそうだ。
連邦の予算を6億持ってきている。

もう最初から町が理解する気満々。
当たり前だよね。

職員の平均賃金は2万ドル台だった。
それでも貴重な雇用主。

職員も利用者も外に出てダイナーで食事したり町のプールで水泳したりする。
そのたびに町の経済が潤う。

そこのグループホームは環境が整っているから
問題行動を起こす人が一人もいないんだって。

外に働きに出ている人もいる。
一方で
トイレットペーパーから歯磨きまで寄付を募っている。

すごいな〜と思いつつ
6億の予算をもってきて2万ドル台の賃金で人を雇用しても
横浜市ではどうだろう? と脳内シミュレーションしたりしました。

一般の理解ってそういうもんじゃないのかな?

ちなみに、私の計算では
この施設はむしろ安上がりでした。

追記:
他の方法より安上がりで地域経済を潤し利用者も問題行動を起こさない。
そういう施設が理解されるのは、とてもやさしいことですよね。
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