2009年10月29日 00時00分00秒
addictoの投稿
1メートルヤマトの歴史
テーマ:宇宙戦艦ヤマト
前回のブログで少し書いた、「宇宙戦艦ヤマト伝説」

の編者・主筆の安斉レオさんは、1997~2000年頃には交流があった。
いろんなことに首を突っ込みたがる人なので、それなりの人脈はあるけど、今一歩踏み込みが甘いため、以降の業績もそれなりという気がするが、お元気でお過ごしでしょうか。
(かなりビミョーな書き方ですね)
その安斉さんが1999年に企画したのが、リバティプラネットから、お値段148000円、つまり最初のヤマトの航海、イスカンダルへの14万8000光年にちなんだ、全長1メートルの巨大な宇宙戦艦ヤマトの、塗装済み簡易組み立てキットだった。
原型制作は、ステルス工房の田中雷。
で、ネットで画像検索をかけたら、大半が小サイズながら、幻のこのモデルの画像をゲット!
ここにご紹介するのが、入手した全てです。

↑原型師ご本人のサイトにあった、一番大きい画像。
艦体側面の直線状の処理は、イマイの木製ヤマトの設計図通りの「不思議な解釈の」面取り。

↓ここからは個人所有の製品。例によって許可を得ずに勝手にパクってます。



↑側面形は、ほぼ設定の側面図どおり

↑司令塔の構造や形状は、ほぼバンダイのプラモどおり。
主砲付け根の段状構造は、商業製品では初の立体化だったのでは?

↑この第三艦橋の形は、1/500のコズミックモデルや、それとパーツ共用のイメージモデルのまんま。
せっかくの腕の見せ所をスルーしており、ヤマト造形を甘く見ている(=客をなめきっている)証拠と言える。

↑サイズやスケールの割には、おおざっぱな造形過ぎる、艦長室周辺。
約1/250で、これはないでしょ!

↑とりあえず付けときましたレベルの艦載機。
ただし小さいのは造形担当の責任ではないので不問。
上記キャプションでもわかるように、これはしかし、単に1メートルという大きさが画期的だっただけで、形状的には基本がバンダイのプラモ(1/500が最大)の拡大。
それだけだと間延びする部分に、より大スケールのイマイの木製キットが参考にされている。
それで、イマイのヤマトは、ホンモノの船舶設計会社に依頼した設計図を元にしていて、これの造形センスが絶望的だったので、それもそっくりそのまま継承されている。
実物を見た感想は、「もったいないなあ。せっかく大きく作るのに、なんであちこち中途半端なの?」って感じだった。
一言で言えば、造形センスが絶望的だった。
で、2006年には、前作を完全に破棄して、新規造形でリパティプラネットから1メートルヤマトが再登場。

↑左上が人物との対比
↓側面





↓前方パース






↓斜め前から見た艦橋周辺



↓正面前方より次第に奥へ




↓上方から艦後方へ






↓主砲を中心とした武装


↓司令塔周辺の武装


第三艦橋周辺

↓付属艦載機





↓部品一覧


ディテールや精密感を一新させた初回生産先着分の50台は予約完売で終了してしまったという人気ぶりを誇り、第二期生産として2007年7月に再販売された。価格は310,800円。
材質は、ポリレジン・PVC(ポリ塩化ビニル)製。パッケージサイズは1mの完成品が梱包されるため、約130(W)×約55(D)×約25cm(H)というビッグサイズ。
付属品として同梱される専用台座には、ヤマトの諸元や兵装のデータが刻まれているプレートを装備。また、コスモ・ゼロ、ブラックタイガーをはじめとするヤマトの艦載機を飾ることも可能。
今回は三枝徹氏が原型製作を担当。
三枝氏は、アレフゼロ名義でガレージキット黎明期より活躍。
コトブキヤのガッチャマンとか、アルゴノーツ(アオシマ)のソフビロボコップとかロボコップ2とか、京本コレクションのタロウを(名前を出さずに)手がけたりした。
この1メートルヤマトのコンセプトは、「設定にないモールドは入れない」だったそうで、基本形はなかなか秀逸だが、1メートルにしてはディテールが大雑把だった。
ところがリバティプラネットは、平成21年5月31日をもって業務終了。
それを知ってあわててホムペからパクった画像が、上のものです。
と、ここまでで定期更新の深夜12時になったので、ちょっとまとまらないけど、今日のブログはここまで。
ついでに、このヤマト、まだ秋葉原の海洋堂が入っているビルの別の店(宇宙船)で売ってるよ。
正価のままだけど。
情報がためになった人だけ、ポチ。

の編者・主筆の安斉レオさんは、1997~2000年頃には交流があった。
いろんなことに首を突っ込みたがる人なので、それなりの人脈はあるけど、今一歩踏み込みが甘いため、以降の業績もそれなりという気がするが、お元気でお過ごしでしょうか。
(かなりビミョーな書き方ですね)
その安斉さんが1999年に企画したのが、リバティプラネットから、お値段148000円、つまり最初のヤマトの航海、イスカンダルへの14万8000光年にちなんだ、全長1メートルの巨大な宇宙戦艦ヤマトの、塗装済み簡易組み立てキットだった。
原型制作は、ステルス工房の田中雷。
で、ネットで画像検索をかけたら、大半が小サイズながら、幻のこのモデルの画像をゲット!
ここにご紹介するのが、入手した全てです。
↑原型師ご本人のサイトにあった、一番大きい画像。
艦体側面の直線状の処理は、イマイの木製ヤマトの設計図通りの「不思議な解釈の」面取り。
↓ここからは個人所有の製品。例によって許可を得ずに勝手にパクってます。
↑側面形は、ほぼ設定の側面図どおり
↑司令塔の構造や形状は、ほぼバンダイのプラモどおり。
主砲付け根の段状構造は、商業製品では初の立体化だったのでは?
↑この第三艦橋の形は、1/500のコズミックモデルや、それとパーツ共用のイメージモデルのまんま。
せっかくの腕の見せ所をスルーしており、ヤマト造形を甘く見ている(=客をなめきっている)証拠と言える。
↑サイズやスケールの割には、おおざっぱな造形過ぎる、艦長室周辺。
約1/250で、これはないでしょ!
↑とりあえず付けときましたレベルの艦載機。
ただし小さいのは造形担当の責任ではないので不問。
上記キャプションでもわかるように、これはしかし、単に1メートルという大きさが画期的だっただけで、形状的には基本がバンダイのプラモ(1/500が最大)の拡大。
それだけだと間延びする部分に、より大スケールのイマイの木製キットが参考にされている。
それで、イマイのヤマトは、ホンモノの船舶設計会社に依頼した設計図を元にしていて、これの造形センスが絶望的だったので、それもそっくりそのまま継承されている。
実物を見た感想は、「もったいないなあ。せっかく大きく作るのに、なんであちこち中途半端なの?」って感じだった。
一言で言えば、造形センスが絶望的だった。
で、2006年には、前作を完全に破棄して、新規造形でリパティプラネットから1メートルヤマトが再登場。
↑左上が人物との対比
↓側面
↓前方パース
↓斜め前から見た艦橋周辺
↓正面前方より次第に奥へ
↓上方から艦後方へ
↓主砲を中心とした武装
↓司令塔周辺の武装
第三艦橋周辺
↓付属艦載機
↓部品一覧
ディテールや精密感を一新させた初回生産先着分の50台は予約完売で終了してしまったという人気ぶりを誇り、第二期生産として2007年7月に再販売された。価格は310,800円。
材質は、ポリレジン・PVC(ポリ塩化ビニル)製。パッケージサイズは1mの完成品が梱包されるため、約130(W)×約55(D)×約25cm(H)というビッグサイズ。
付属品として同梱される専用台座には、ヤマトの諸元や兵装のデータが刻まれているプレートを装備。また、コスモ・ゼロ、ブラックタイガーをはじめとするヤマトの艦載機を飾ることも可能。
今回は三枝徹氏が原型製作を担当。
三枝氏は、アレフゼロ名義でガレージキット黎明期より活躍。
コトブキヤのガッチャマンとか、アルゴノーツ(アオシマ)のソフビロボコップとかロボコップ2とか、京本コレクションのタロウを(名前を出さずに)手がけたりした。
この1メートルヤマトのコンセプトは、「設定にないモールドは入れない」だったそうで、基本形はなかなか秀逸だが、1メートルにしてはディテールが大雑把だった。
ところがリバティプラネットは、平成21年5月31日をもって業務終了。
それを知ってあわててホムペからパクった画像が、上のものです。
と、ここまでで定期更新の深夜12時になったので、ちょっとまとまらないけど、今日のブログはここまで。
ついでに、このヤマト、まだ秋葉原の海洋堂が入っているビルの別の店(宇宙船)で売ってるよ。
正価のままだけど。
情報がためになった人だけ、ポチ。
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