岡山放送局

2010年2月21日 7時25分更新

書籍販売恐喝事件で再逮捕


東京の出版社の社員ら7人がにせの同和団体などを名のって企業を脅し、高額な書籍を売りつけていた事件で、警察は社員らが別の事業所からも金を脅し取っていた疑いが強まったとして7人を恐喝の疑いで再逮捕するとともに新たに従業員1人を逮捕しました。

この事件は東京の出版社「エス・ビー・ビー」の元岡山営業所長、小鷹幾也被告(62)と社員らあわせて7人が、岡山県と広島県の6つの企業ににせの同和団体などを名のって電話をかけて脅し、同和関連の書籍を総額28万円あまりで購入させたとして恐喝などの罪で起訴されたものです。

その後の警察の調べで小鷹元所長らが別の岡山県や愛媛県の事業所にも電話をかけ、書籍代およそ38万円を脅し取った疑いが強まり、警察は、20日、7人を恐喝の疑いで再逮捕しました。

また、別の従業員の男も犯行に関わっていた疑いが強まったとして、恐喝の疑いで新たに逮捕しました。警察では8人から話を聞いて事件の全容を解明することにしています。